新幹線、1万人に影響 19日は朝から平常運行
JR東日本は19日、新潟県で18日夜に震度6強を観測した地震の影響で東北、上越、北陸の各新幹線で上下計38本が遅れ、計約1万500人に影響したと発表した。山形、秋田新幹線は計14本に運休や遅れが出て計約1650人に影響した。
JR東によると、北海道・東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線は19日始発から平常通り運行。在来線は羽越線の村上(新潟県)―酒田(山形県)間で運転を見合わせ、新潟と秋田を結ぶ特急も運休した。このほか山形県内を走る陸羽西線の余目―古口間も運転を見合わせた。
羽越線では、いずれも山形県内の小岩川、三瀬、東酒田の計3駅でホームが損傷。小岩川駅では電柱が傾く被害も出た。
東北、上越、北陸の各新幹線は、地震のあった18日午後10時22分ごろから東京―八戸、東京―高崎間が停電し、約30分間運転を見合わせた。揺れの大きかった燕三条―新潟間は設備点検のため、見合わせが長引いた。
新潟発越後湯沢行きの上越新幹線とき480号は新潟―燕三条間で止まり、18日午後11時すぎに速度を落として運転を再開。約1時間半遅れの19日午前0時40分ごろ、終点に到着した。
航空各社によると、山形県の庄内空港などは、19日朝から通常通りの運用を予定し、欠航や遅れは生じないという。国土交通省によると、山形県内の高速道路が一部の区間で一時通行止めとなったが、19日朝までに解除された。〔共同〕