<写真特集>地震の爪痕各地に 脱線、崩壊…本紙記者が上空から被災地を取材
2022年3月17日 12時58分
止まったままの東北新幹線、縦横に大きく亀裂の入った東北自動車道…。福島県沖を震源とする最大震度6強の地震から一夜明けた17日午前7時半ごろ、上空から東北地方の現場を見た。一部は地震直後の状態を残したままだった。(榊原大騎)
福島―白石蔵王間を走っていた新幹線は、17両のうち16両が宮城県白石市内で脱線。車両の列は高架の上で、波打つように蛇行していた。その下で交差する道路には、テレビ局の中継車とみられる車など8台がずらり。線路上では、白色ヘルメットと緑色とだいだい色のジャンパーを身に着けた男性3人が横一列になり、2キロ先にある白石蔵王駅の方面へと歩いていた。
線路近くを走る東北自動車道では、片側2車線の上下線で、縦横に走る亀裂がくっきりと見えた。作業員たちが近くに集まり、クレーンを使ってまずは倒れた防音壁を修復していた。
仙台市では、仙台城跡が被害を受けていた。石垣が崩れ落ち、片側1車線の道路をふさいでいた。
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