中日のナゴヤドーム対阪神は「貯金74」30日から3連戦…勝って勢い取り戻す!3日からの巨人戦は吉見の9年ぶり東京ドーム白星に期待
2020年6月30日 11時50分
◆中日―阪神(30日~7月2日、ナゴヤドーム)
中日の今週1週間を過去の記録から分析する企画「記録で探る今週のドラゴンズ」を開始。今週の前半は6位・阪神との本拠地3連戦で、後半は現在首位の巨人3連戦(東京ドーム)。何とか借金3から勝ち星を積み重ねて、敵地に乗り込みたい。
開幕3カードを終えて中日は3勝6敗で阪神は2勝7敗。苦しいスタートを切った5、6位の対決になるが、中日にとってナゴヤドームでの阪神戦は歴史上最も相性がいいカードといえる。
ナゴヤドームが開場した1997年以降の23年間で負け越したのは5度だけ。昨年も7勝4敗1分けと勝ち越したが、通算成績となると172勝98敗6分の“貯金74”だ。特に99年、00年、06年は、いずれも年間1敗だけと驚異的な勝率で、99~00年にシーズンをまたいで13連勝、04~05年にも12連勝。06年は初対戦から10連勝を飾った。阪神からすれば“鬼門”という印象が強いだけに、中日としては浮上のきっかけをつかみたい。
昨季は.472だったアルモンテ
また、昨年の中日は敵地を含めて阪神に14勝10敗1分けと勝ち越したが、相性のいい打者は多く、アルモンテ、大島、阿部、加藤、福田の5人が打率3割以上をマーク。特にアルモンテは4割7分2厘(36打数17安打)のハイアベレージだ。阪神戦の通算打率は3割7分2厘で、セ・リーグの対戦カード別通算での最高打率を誇る。
特に30日に先発する阪神・青柳とは対戦数こそ少ないが、初対戦から5打席連続安打をマークするなど打率8割3分3厘(6打数5安打)。好相性の投手を打ち崩してチームの勝利に貢献したい。
◆巨人―中日(東京ドーム、7月3~5日)
中日は昨季、巨人と11勝13敗1分け。2017年から3年連続で負け越している相手だけに、まずはこのカードで勝ち越しをしたいところだ。
4日の先発が予想される吉見は、巨人戦通算38試合に登板し、14勝12敗、防御率3・52。18、19年と巨人戦の勝利はなく、17年7月18日(ナゴヤドーム)以来3年ぶりの白星となるか。東京ドームでの巨人戦白星となると、11年7月1日以来9年ぶりとなる。
関連キーワード
おすすめ情報