ロコ・ソラーレの北京五輪出場が決定 吉田知「兜の緒を締めたい」藤沢「もっといいパフォーマンスを」

スポーツ報知
ロコ・ソラーレの(左から)吉田知、鈴木、石崎、吉田夕、藤沢

◆カーリング ▽22年北京五輪最終予選 プレーオフ第1戦(17日、オランダ・レーワルデン)

 世界ランクの7位の女子日本代表、ロコ・ソラーレの北京五輪出場が決まった。前回平昌五輪銀メダルで同3位の韓国とのプレーオフで8―5で勝利。最終予選2位となり、日本代表として7大会連続、チームとしては2大会連続の五輪出場となった。

 5―3で迎えた第7Eでは先攻ながら、相手のミスにも乗じて、ハウスの中心に石を集め、韓国スキップの“眼鏡先輩”こと金恩貞の最終ショットが短くなり、2点をスチールに成功。7―3と大きくリードすると、第8Eも同様にハウス中央に石を集めて相手の進路をふさぐ作戦が奏功。3つを中心近くに収めて相手にプレッシャーをかけ、再びミスを誘い、1点の連続スチール。第9Eでも相手の得点を2点に抑え、勝利をたぐり寄せた。

 サードの吉田知那美は「チームと支えてくれる皆さんに感謝しかない。トルコの皆さんが五輪は甘くないと頬をたたいてくれた。もっとやりたかったところが正直なところなので2月にピーキングを持っていけるよう兜の緒を締めていきたい」と目を赤くしながら満面の笑み。スキップの藤沢五月は「ホッとしました。トルコ戦は気持ちで弱気になってたので、きょうは気持ちで負けないようにしようと思ったのが良かった。五輪ではもっともっといいパフォーマンスを発揮できるように頑張りたい」と語った。

 北京五輪では、2008年夏季五輪で水泳の会場だった国家水泳センターを改修した「氷立方」で開催。女子は今年4月の世界選手権上位だったスイス、ロシア連盟、米国、スウェーデン、カナダ、デンマークと開催国の中国と、今予選から英国、日本が確定。18日に行われるプレーオフ最終戦で韓国―ラトビアの勝者の10チームで開催。女子初戦は2月10日の予定となっている。

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