港の遺体、元JR北海道社長と確認 自殺か
15日午前8時20分ごろ、北海道余市町の余市港内で男性の遺体が浮いているのが見つかり、北海道警はJR北海道元社長の坂本真一相談役(73)と確認した。目立った外傷がなく、自殺とみている。JR北海道では2011年9月、中島尚俊社長(当時)が自殺している。
JR北海道によると、坂本氏は同日午前に経済団体の会合に出席する予定だったが、午前9時半ごろ、社員が自宅に迎えに行ったが不在だったため、警察へ通報した。同社の西野亨広報部長は15日夕、札幌市内で記者団に「今朝から連絡が取れない状況だった」と説明した。14日は社員が午後5時ごろ坂本氏を自宅へ送り、その後は連絡を取っていなかった。
坂本氏は北海道大を卒業後、1964年に国鉄入社。87年の分割民営化後はJR北海道の取締役営業部長に就いた。96年に2代目社長となり、2003年に会長、07年から相談役。