コロナで逝った「弟・志村けん」 兄が語る深かった家族愛と悔恨の葬送

 30日朝、葬儀社と寺に連絡し、弟夫婦、息子たちと病院へ向かいました。康徳は棺に納められ、霊安室に安置されていましたが、対面はできませんでした。数人の医師と看護師さんが立ち会ってくださり、地下駐車場から火葬場に出発する霊柩(れいきゅう)車を、親族と事務所関係者が合掌して見送るだけでした。

 火葬場にも行けず、自宅近くで葬儀社の方から遺骨を受け取りました。骨箱はまだ熱いと言っていいほど温かく、そして重かったです。骨箱を抱えたまま集まった報道陣に取り囲まれている間は大変でしたね。市民の皆さんも加わり、100人以上がごった返して。ファンの皆さんが弟をどれだけ愛してくださっていたのか、思い知りました。

 身内だけで極秘に行われた葬儀、志村さんが今年の新年、家族に語った新たな決意、少年時代の思い出など、インタビュー全文は17日発売の終活読本『ソナエ』秋号(産経新聞出版)掲載されています。

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