衆院山口2区補選が15日告示され、自民党新人の前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)=公明党推薦=と、比例代表から転じた民主党前職の平岡秀夫氏(54)=社民党推薦=が立候補した。失効したガソリン税の暫定税率問題や年金・医療問題、地域活性化などを争点に選挙戦に入った。27日に投開票される。
福田政権にとって初の国政選挙で、自民、民主両党は「結果が政局に影響する」として総力戦で臨む。届け出を済ませた両陣営は岩国市内で出陣式をして第一声を上げた。
山本氏の出陣式には自民党の伊吹文明幹事長らが出席。山本氏は「地方の再生」を掲げ、「大都市だけが進んだのでは日本の将来はない」と語気を強めた。「山口の活性化に全力を尽くす」と力を込めた。
平岡氏の出陣式には民主党の菅直人代表代行らが駆け付け、平岡氏が「政権交代の道筋をつける大きな戦い。山口2区から日本を変える」と強調。暫定税率廃止や後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の廃止を訴えた。
【写真説明】山口2区補選の出陣式で、有権者に支持を訴える立候補者や国会議員たち(15日午前10時30分、岩国市)
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