プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者のジョナサン・ゴンサレス(31)=プエルトリコ=が22日、羽田空港着の日本航空機で来日した。2度目の防衛戦(11月1日、さいたまスーパーアリーナ)で同級2位の岩田翔吉(26)=帝拳=の挑戦を受ける。
「いかなる試合でもリングに入ったら私の試合をする。倒して勝つ」。プエルトリコから米ニューヨークを経由し、約20時間の長旅でサブトレーナーの父、ルイス氏ら陣営3人とともに到着したゴンサレスは時折笑顔を見せるなど、長旅の疲れを感じさせなかった。
ゴンサレスは2019年8月に名古屋市の武田テバオーシャンアリーナでWBO世界フライ級王者だった田中恒成(畑中)を相手に世界初挑戦し、7回TKO負けして以来、2度目の来日。その後、階級を下げて昨年10月に王座を獲得した。「108ポンド(ライトフライ級)の方が合っている。フィジカルとメンタル面で非常に熟した」と成長度に自信を示した。陣営も勝つ確率を「200%」と口をそろえるなど自信満々だった。
岩田については「若くてハングリー。彼と闘うためによく練習してきた」と語った。来日直前までプエルトリコで約2週間の合宿を行っており「ほどんど向こうでやってきたので、こっちでは体を休めて試合に向けていく」と、日本ではコンディション調整をメインとする。
同興行のメインイベントではWBC王者の寺地拳四朗(30)=BMB=と、WBAスーパー王者の京口紘人(28)=ワタナベ=が2団体王座統一戦を闘う。ゴンサレスは「もちろん興味がある。どちらが勝つか次第で統一戦に至ると思う。紘人が勝つと思う。経験とパワーがあるから」と予想した。
プロ戦績は身長157センチのサウスポー、ゴンサレスが31戦26勝(14KO)3敗1分け1無効試合、身長163センチのオーソドックス、岩田が9戦9勝(6KO)。試合はアマゾンプライムビデオで独占生配信される。