夫婦別姓合憲

「女性に負担」「他人同士のようだ」賛否

 夫婦別姓を認めない民法の規定が違憲がどうかが争われた訴訟で、16日、最高裁による合憲判断が示されたことを受け、各地の市民からは賛否両論、さまざまな声が上がった。

 「なぜ同姓にこだわるのか分からない」と話すのは、1991年から事実婚を続ける東京都小金井市の行政書士、武石文子さん(52)。「夫の家の嫁」として扱われる今の戸籍制度に疑問があって婚姻届は出していない。

 武石さんは「姓が違っても今まで大きな問題はなかった。別姓制度に恐怖感があるのかもしれないが、制度が始まればそれが当たり前になるので、一歩を踏み出してほしい」と願った。

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