東京駅で「嶽きみ」限定販売 新幹線で21日試験輸送
JR東日本などは青森県の岩木山山麓で育つトウモロコシ「嶽(だけ)きみ」を東京駅で21日限定で販売する。嶽きみは糖度が18度以上とほかのトウモロコシに比べて甘いのが特徴。今回試行的に新幹線で鮮度を保ったまま輸送する。東京でPRし、知名度向上と今後の販売拡大を狙う。
山麓の寒暖差が大きいことが嶽きみの甘さを生むが、鮮度が落ちるにつれ甘さが減っていく。農業生産法人「ANEKKO(あねっこ)」(青森県弘前市)の協力を得て21日、一番糖度が高い早朝に約100本を収穫、青森市にある新幹線車両基地に運び、新青森駅午前9時52分発「はやぶさ16号」に積み込む予定。
午後2時ごろから新たに誕生した東京駅のエキナカ商業空間「グランスタ東京」で開催中の青森産直市で販売する。JR東日本などは「地元でしか味わえないおいしさを賞味してほしい」とアピールしている。