本文へ移動

【中日】巨人・中島宏之、ソフトバンク・上林誠知、阪神・山本泰寛&板山祐太郎の戦力外4選手を獲得 野手陣の底上げで逆襲へ

2023年11月24日 10時01分

このエントリーをはてなブックマークに追加
 中日は24日、今季限りで戦力外を通告された巨人・中島宏之内野手(41)、ソフトバンク・上林誠知外野手(28)、阪神・山本泰寛内野手(30)、同・板山祐太郎外野手(29)の獲得を発表した。

中島宏之

 中島は2001年に兵庫・伊丹北高からドラフト5位で西武に入団。松井稼頭央(現西武監督)が米メジャーリーグに移籍した04年に台頭し、抜群の勝負強さと広角に打ち分けるバットコントロールを兼ね備えた強打の遊撃手として存在感を示した。また、09年春の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では「2番・遊撃」としてスタメンに名を連ね、野球日本代表「侍ジャパン」の大会連覇に貢献。以降は、米大リーグアスレチックス傘下、オリックス、巨人と渡り歩いた。今季は8試合の出場にとどまったが、通算1928安打を積み上げてきた打撃技術は健在。代打の切り札として期待がかかる。
 上林は宮城・仙台育英高から14年にドラフト4位としてソフトバンクに入団。走攻守に秀でた強打の外野手で、18年に22本塁打を放った。22年に右アキレス腱(けん)断裂の大けがを負ったものの、プレーには支障はなく、大島、岡林とは異なる長打が狙える左打ちの外野手としての役割が求められる。
 山本は慶大から16年にドラフト5位で巨人に入団。20年オフに阪神に移籍した。内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーで、堂上、溝脇が今季限りでユニホームを脱いだ今、チームに必要なピース。板山は亜大から16年にドラフト6位で阪神入り。身体能力の高さが持ち味で、育成契約から再び1軍の舞台を目指す。
 今季の中日は56勝82敗で球団史上初の2年連続最下位に沈んだ。12球団ワーストの390得点に終わった野手陣の底上げが喫緊の課題となっている。来季は立浪和義監督(54)にとって3年契約の最終年。巨人を退団することになった中田翔内野手(34)の調査も進めつつ、攻撃陣の大幅なてこ入れで2024年シーズンの逆襲を期す。
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ