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JR西127本の運転見直し 15年ぶりに秋のダイヤ改正

2021.07.28
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神戸新聞NEXT

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 JR西日本は28日、10月2日から昼間時間帯を中心に管内の計127本の運転を見直すダイヤ改正を実施する、と発表した。兵庫県内では神戸線のほか、山陽線、赤穂線、山陰線でも一部の運行を取りやめる。

 JR西の秋のダイヤ改正は2006年以来、15年ぶり。新型コロナウイルス禍による経営環境の悪化に伴い、利用状況に合わせた輸送体制にする狙い。

 神戸線では、須磨-西明石の普通の運行区間を短縮。土日祝日の午前10~11時台で計14本の西明石行きのうち4本を須磨行きとし、西明石発の計13本中4本を須磨発とする。快速、新快速は現行と変わらない。

 山陽線の姫路-上郡では平日、土日祝日ともに改正。午前10時~午後3時台で、上下とも1時間当たりの本数を現行から1本程度減らす。赤穂線も相生-播州赤穂で平日、土日祝日を問わず、午前10時~午後2時台で1時間当たりの本数を上下1本程度にする。

 山陰線では、土日祝日の午前6時50分城崎温泉発・福知山行きの普通を豊岡発に短縮。午前7時1分豊岡発とする。浜坂-鳥取の最終列車を繰り上げる。鳥取発は全日22分、浜坂発は平日のみ19分前倒しする。

 127本は現在の運行本数の1%程度で、乗車率が5~20%の区間などを対象に利用状況などを踏まえて見直した。JR西は来春にも、全エリアを対象に、通勤時間帯を含む全時間帯でさらなる見直しを進める方針を示している。(大盛周平)