鹿児島大医学部、慈恵医大と連携協定 明治の英国人校長で縁
鹿児島大学医学部は12日、東京慈恵会医科大学と包括的連携協定を締結した。慈恵医大の創設者が鹿児島大学医学部の前身である島津藩医学校で英国人校長、ウィリアム・ウィリスに学ぶなど両大学は関係が深く、ともに英国式西洋医学をルーツとしている。離島医療のフィールドワークなど臨床分野のほか、シンポジウムの開催など研究分野でも協力する。
協定は鹿児島大の医学部、医歯学総合研究科と慈恵医大との間で締結した。連携事項は教育研究、教員の相互交流、地域貢献などで、慈恵医大が積極的な看護学の専門教育などでも連携を深め、将来は単位交換なども検討していく。