台風に伴う千葉の大規模停電が解消 東京電力発表

 台風15号の影響で長期化していた千葉県内の大規模停電をめぐり、東京電力は24日夜、同県内で発生していた停電が15日ぶりに解消したと明らかにした。

 台風15号は9日早朝、千葉市付近に上陸。千葉県内では電柱の倒壊が相次いだほか、送電線をつなぐ鉄塔が倒れるなどして大規模な停電が発生した。

 東電は10日の段階で全面復旧の見通しを「11日中」と発表したが、倒木が多数発生していたこともあり復旧作業は難航。翌11日には「13日以降にずれ込む」と修正、13日には「最長でおおむね27日までに復旧させる」とする見通しを示していた。

 東電のホームページによると、24日午後6時50分の時点で同県の停電戸数が初めてゼロになった。停電が復旧したとされる地域でも家庭への引き込み線や電気設備の不具合で電気がつかないケースがあるため、東電が個別に対応している。

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