初日のホンダ勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボンが8、13番手、アルファタウリ・ホンダはダニール・クビアトが12番手、ピエール・ガスリーは17番手という結果だった。
冬のバルセロナテストでは両チームともに順調な仕上がりを見せ、特にレッドブルはメルセデスと互角の速さを発揮できていた。パワーユニット(PU)自体は「大きなトラブルはなく、順調な1日だった」と田辺豊治テクニカルディレクターは言うものの、車体側は「セットアップがまだこれから」という段階のようだった。
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──初日は、どんな1日でしたか。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):FP1は雨が降ったりして、路面コンディションが今ひとつだったのですが、すぐにドライで走れるようになりました。午後のFP2は最初から完全ドライで、周回を重ねました。
4台ともにパワーユニットに関しては、問題なく走れていろんなデータを取ることができました。車体も両チームともに大きなトラブルなく、とはいえセットアップもまだこれからというところですね。
──レッドブルが今ひとつだったのですが、車体の煮詰めが今ひとつだったということなのでしょうか。フェルスタッペンはオーバーステアがひどいと訴え、アルボンは逆にアンダーだと言っていた。高速コーナーでは0.25秒ほどメルセデスより遅いのも、気になるところです。
田辺TD:クルマがまとまっていないのは確かで、コーナーによって良かったり悪かったりしている。そこをこれからチームは、セットアップを進めて行くところですね。
──慌てている様子はない?
田辺TD:ないですね。
──セットアップ変更で、対応できる感じでしょうか。
田辺TD:できないと、困っちゃいますね。
──フェルスタッペンがフロントウイングを壊したといってますが、アタックラップで壊れたのですか?
田辺TD:そうですね。