巨人・萩尾匡也外野手(22)が18日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1200万円でサイン。来季の目標に「レギュラーを取る」と決意を口にした。
悔しい時間を過ごしてきた。即戦力の期待を背負ったが、1年目の今季は11試合の出場で打率6分3厘。2軍では規定打席に達した選手ではチームトップの打率2割8分3厘をマークするも、1軍の壁に阻まれた。だが、秋季キャンプを経て「スイング軌道や打球速度でいいものが出てきた」と成長を実感中。阿部監督が「外野はほぼ空いているようなもの」とレギュラーが白紙であることを明言する中、殴り込みをかける。
25日から開幕する台湾でのアジア・ウィンターリーグに参加予定。テーマの一つに走塁を掲げ、「盗塁企画数を増やしていきたい」と意気込んだ。走攻守で己を磨き上げ、来季、中堅の座を射止める。(宮内 孝太)