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《植え込みに立ちション》「東京マラソン2023」市民ランナーに批判殺到も“小便問題”は2007年からの継続課題だった

炎上中の動画(SNSより)

炎上中の動画(SNSより)

 東京都庁~東京駅前のコースを走る「東京マラソン2023」が3月5日に行われた。コロナ禍前と同じ従来の定員数3万8000人のランナーが国内外から集まり、大盛況のうちに終了した。しかし大会に以前の熱気が戻った裏で、一部のランナーによるマナー違反が問題視されている。現在、ネット上で“ある動画”が炎上中だ。

 問題の動画は、複数の男性ランナーたちが道路脇の植え込みに向かって立ち小便する様子を撮影したもの。ひとり用を足し終わってその場を離れると、その場所にまたひとり入り、もはや男子トイレの小便器状態だ。しかも彼らの足元には、脱ぎ捨てられたウェアやビニールなどのゴミが大量に散らばっている。

 この動画に対して、ネット上では批判が殺到。〈ここまでマナーが悪いなら、大会自体をやめたほうがいい〉という声も上がっている。

 だが、この立ち小便は2007年の第1回大会から問題視されてきたものだ。行列を待ちきれず、植え込みや公衆トイレの裏で用を足す参加者が相次ぎ、運営にはクレームが寄せられた。もちろん大会側は「トイレ以外のところで用を足すことは禁止です」と参加者に呼びかけるとともに、トイレ不足を解消しようとしてきた。

 公式サイトの資料によると、2019年の大会で用意されたコース上のトイレの数は、281基。そして2023年の大会で用意されたトイレの数は528基だという。このように数は増えているものの、市民ランナーの男性は、「まだトイレの数が圧倒的に足りない」と指摘する。

「3万8000人のランナーが参加するわけですから、やっぱり足りませんよね。市民マラソン大会にトイレ問題はつきものですが、東京マラソンは大規模なぶん、マナー違反が目に付きやすい。新宿ガード下なども昔からの悪名高い“立ちションポイント”です。毎年恒例の光景でした」

 動画内で立ち小便をしているランナーの中には、外国人らしき人物も多かった。

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