不明のマレーシア機、インド洋海底捜索が手がかりなく終了

不明のマレーシア機、インド洋海底捜索が手がかりなく終了
 1月17日、2014年3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便について、インド洋で実施されていた海底捜索活動が、手がかりが得られないまま終了した。活動に参加している3カ国が明らかにした。写真は不明のマレーシア機を捜索中のニュージーランド空軍パイロット。2014年3月撮影(2017年 ロイター/JASON REED)
[シドニー 17日 ロイター] - 2014年3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便について、インド洋で実施されていた海底捜索活動が17日、手がかりが得られないまま終了した。活動に参加している3カ国が明らかにした。
捜索は、同機が墜落したとみられるインド洋海底で12万平方キロメートルの範囲で行われた。マレーシア、オーストラリア、中国の当局は「最新技術で捜索努力を続けたものの、機体のある場所を特定することはできなかった」と明らかにした。
3カ国は昨年7月、この一帯の調査で機体が見つからないか、手がかりが得られなかった場合、捜索活動を打ち切ることで合意している。豪州は前月、さらに北部へエリアを拡大すべきだとの調査関係者の助言に対し、裏付けがないとして拒否した。
クアラルンプール発北京行きの同機は、239人の乗員・乗客とともに消息を絶って以来発見されておらず、航空史上最大の謎となっている。乗客の大半が中国人だった。
これまでにモザンビーク、タンザニア、南アフリカなどで同機の残骸とみられる約30の破片が発見されている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab