現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

カタールの街角から

痛感する歴史的円安、カタールライフに影響

多くの人でにぎわうスタジアム内の物販コーナー=23日、ハリファ国際競技場(小松大騎撮影)
多くの人でにぎわうスタジアム内の物販コーナー=23日、ハリファ国際競技場(小松大騎撮影)

熱戦が続くサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会だが、開催に伴う物価高騰に加え、歴史的な円安が日本人サポーターにとって悩みの種だ。場所によって差はあるものの、基本的にカタールの物価は「高い」と感じながら毎日を過ごしている。

現地通貨は「カタール・リヤル」。日本円で1リヤルは約40円になる。例えば空港では、500ミリリットルのミネラルウオーターが約480円、350ミリリットルのコーラが約400円だったが、スタジアム内ではさらに高い。ソフトドリンクは約600円で、小さな袋に入ったポテトチップスは約400円といった具合だ。一方、ドーハ市内のスーパーマーケットや個人商店では、カップ麺や飲料水などは日本とさほど変わらない価格で販売されていた。

甥と3回目のW杯観戦に訪れた千葉県市原市の男性(48)は「チケット代や宿泊代などで、少なくとも1人100万円はかかる。過去のW杯とはちがって、歴史的な円安がかなり痛手で、一食1千円は軽く超えてくる。懐具合はもう大変です」。また米国在住の主婦、大内智子さん(40)は「カタールの物価も安くはないと感じるが、米国ではさらに厳しいので」と苦笑する。

それでも、スタジアム内の物販コーナーには長蛇の列ができる。さらに、ドーハ中心部の「ファンフェスティバル」の会場では、1杯約1900円のビールは飛ぶように売れる。恐るべしW杯特需である。

大会のスローガンは「Now is All(いまこそが全て)」。「物価を気にせず、4年に1度の祭典を楽しもう」と頭では分かっているが、1リヤルでも安い飲食店を探し回ってしまう関西人気質は抜けないものである。(小松大騎)

ランキング

  1. ジョコビッチが右膝負傷で、5日の準々決勝を棄権 全仏テニス男子シングルス

  2. 巨人、三回に9者連続含む12安打で好調ロッテを圧倒 セ最多タイ

  3. 日本躍動、イランに快勝 イタリア帰国組の石川、高橋藍らが14得点 バレーボール男子

  4. まるで野村克也氏の〝再生工場〟 適材適所で選手の能力を引き出す町田、昇格即J1制覇へ進撃

  5. 折れたバットの再生で社会貢献 靴べら・ペン立てに変身… ドジャース大砲にもプレゼント

  6. 横浜市が横浜国際プールの再整備事業計画案 メインプール廃止で約15大会が開催不可能か

  7. カップの縁、14秒後ころり 渋野日向子、運も味方に猛追「風に押された。ラッキー」

  8. パリは「日本代表」で 笹生優花、全米女子2度目Vで五輪連続出場に前進 東京は比代表

  9. 【話の肖像画】福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治(6)双子の姉…そして野球部の兄

  10. セレッソ大阪一筋、小菊昭雄監督が培った「半端ない」人脈と縁