【2・9平昌五輪開幕 日本代表マル秘ストーリー】
平昌五輪の男子フィギュアスケートは、2014年ソチ五輪覇者の羽生結弦(23)が右足首を痛めてぶっつけ本番となるため不安を抱えている一方、伸び盛りで五輪初出場の宇野昌磨(20)に金メダル獲得の期待が高まっている。宇野が表彰台の一番高い所に上ることを確信しているのが、90歳の祖父で洋画家の藤雄さんだ。昨年10月から3カ月かけて、孫が優勝する予知絵を完成させ、「昌磨は必ず優勝しますよ。どうしてもそう感じる」。その貴重な一枚を夕刊フジが一足早く独占公開する。(飯田絵美)
宇野は平昌五輪の前哨戦となった「四大陸選手権」のフリー(27日=台北)で、冒頭の4回転ループが回転不足の判定を受け、続く4回転フリップは転倒。SPとの合計で金博洋(20)=中国=の後塵を拝し2位に終わった。
それでも今季鬼門となっていた後半の4回転トウループを初めて2本そろえ、「後半のジャンプを跳べてほっとしている。自信を持って、これまでやってきたことを続けていきたい」と金メダル獲得へ手応えも口にした。
「私は去年1年間、昌磨に『試合のたびに毎回転ばなきゃダメだ』と言ってきたんです。『なぜ転んだのか?』ということを本人が追求し、その先転ばないようになるから。『いっぱい転んで会得しなさい』と。実際、フランス(11月、GPシリーズ フランス杯)でも転んだ。名古屋(12月、GPファイナル)でも転んだ。そして年明けの今回も転んだ。私は『大成功!』と思っています」