「大阪ほんわかテレビ」新レギュラーで張り切るNMB48・渋谷凪咲&山本隆弥アナ

スポーツ報知
「大阪ほんわかテレビ」新レギュラーのNMB48・渋谷凪咲(右)と読売テレビ・山本隆弥アナウンサー

 読売テレビの名物バラエティー「大阪ほんわかテレビ」(金曜・後7時)に2人の新レギュラーが加わった。NMB48の渋谷凪咲(なぎさ、22)が3月から、同局の山本隆弥アナウンサー(33)が先週の10日から登場した。温泉旅館「本若庵」のアルバイトの設定で出演する渋谷は「この番組で『渋谷凪咲』をしっかり確立したい」と意欲。森たけしアナ(59)からバトンタッチされた山本アナは「森さんのまねをせず、新しい個性を発揮できれば」と張り切っている。(筒井 政也)

 1993年6月にスタートし、来月で27年目に入る長寿番組にフレッシュな風を送り込む。渋谷は、結婚・引退した元NMB48・須藤凜々花(すとう・りりか)さん(22)の後任としてレギュラーに。

 「当たり前のように見ていた番組なので、不思議。夢のようです。何より両親やおばあちゃんが喜んでくれたので孝行できたかな」。NMBの仲間に「番組の雰囲気に合ってるね」と言われたように「ほんわか」を地で行く雰囲気だが「家族の中では私が一番しっかり者なので複雑ですね~」と、苦笑いさえ柔らかい。

 桂南光(67)からは「ここは変態が多いから気ぃ付けや」と助言されたそうだが、出演者から「なぎー」と呼ばれ、かわいがられている。「普段は『なぎちゃん』ですが、たむけんさん(たむらけんじ=46)が『なぎーの方が親近感が湧く』って。愛称を変更したいぐらい」と喜ぶ。

 番組では貴重な女性レギュラー。重鎮・由紀さおり(70)については「お上品でおしとやかといいますか。由紀さんのような女性に憧れます」。女子力を磨く勉強の場にもなりそうだ。

 一方、山本アナは番組誕生時から出演していた大先輩・森アナが「元号も変わり、もうすぐ還暦」と番組卒業を決め、「喫茶ニューサザンライト」の店員役を入社12年目の山本に託した。

 「森さんがやり続けると思っていましたので驚きました。うれしいというよりはプレッシャーでした」と森アナにアドバイスを求めると「ただ立っていればいいから。周りは一流の芸人さんばかり。身を任せろ」とメールで返信があった。取材日が初収録。「豪華な方々との距離感の近さで緊張した」と反省したが、渋谷の「私が大切にしているのは『自分が楽しむこと』。視聴者の方にもそれが求められているのでは」との言葉に、「どう反応していいか考えちゃってる自分がいる。改めてそう思いますね」。新調された赤いベストで、さらに身を引き締めた。

 一見、真面目そうな山本アナだが、実は多彩な顔の持ち主。鉄道好きは有名だが「ジャニーズ、ゴジラ、サンダーバード…いろんな趣味があります。今の一番は飛行機。用事もないのに伊丹から沖縄に行って、空港から出ずに離島へ。マイルを稼ぐために」とうれしそうに話す。渋谷は「その場所を楽しまないんですか? 変なの~!」とツッコまれたが「間寛平さんは『やまもっちゃんは面白いからそのままでいい』とおっしゃてくださって。いい意味で“変人”な部分も出せていけたら」と、自称「ガツガツ系」の一面を見せた。

 読売テレビは9月に大阪城公園横の新社屋へ移転する。新たな歴史が始まるが、2人の思いも重なる。「令和元年で23歳に。48グループでは年上の感じなので、毎日毎日、次につなげていきたい」(渋谷)「次の読売テレビの顔は俺!というぐらい貪欲に」(山本アナ)。「ほんわか」から令和の「まんなか」を目指す。

 ◆渋谷 凪咲(しぶや・なぎさ)1996年8月25日生まれ。22歳。大阪府出身。12年12月にNMB48の4期生としてデビュー。14年にチームB2に昇格。17年チームMに異動。し、今年3月からキャプテンを務める。読売テレビ「ワケあり!レッドゾーン」(日曜・深夜1時28分)にレギュラー出演中。

 ◆山本 隆弥(やまもと・たかや)1985年生まれ(誕生日は非公表)。33歳。神奈川県横浜市出身。法政大学卒業後、08年に読売テレビ入社。「ウェークアップ!ぷらす」(土曜・前8時)のサブキャスター、「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜・前11時55分)にレギュラー出演中。

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