ロッテが日本での上場を検討、経営の透明性向上

[東京 9日 ロイター] - ロッテホールディングスは9日、傘下の製菓子会社ロッテ(東京都新宿区)の上場を検討していることを明らかにした。創業者の長男と次男の間で経営権を巡る争いが続いており、上場により、経営の透明性を高める。広報担当者が述べた。
同グループは韓国と日本で事業を展開しているが、韓国のホテルロッテは来年上半期に韓国で上場する方針を明らかにしている。
ロッテHDの広報担当者は「ホテルロッテの上場が実現した後、ロッテの日本における上場について検討に入る」と述べた。そのうえで「ロッテグループとして、経営の透明性を高め、ガバナンスを強化し、企業価値向上を実現することが最大の目的」としている。
ロッテの2015年3月期の売上高は1266億円。

清水律子

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab