松井秀喜氏「長嶋さん、王さんのファンの方に喜んでいただけたのならうれしい」聖火ランナー振り返る

聖火を運ぶ(左から)ソフトバンク・王貞治球団会長、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、松井秀喜氏(ロイター)
聖火を運ぶ(左から)ソフトバンク・王貞治球団会長、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、松井秀喜氏(ロイター)

 東京五輪の開会式が23日、国立競技場で行われ、注目の聖火ランナーをプロ野球の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、ソフトバンク・王貞治球団会長、巨人やヤンキースなどで活躍したレジェンド・松井秀喜氏が務めた。

 3人とも国民栄誉賞を受賞したスーパースター。師弟関係にある長嶋氏と松井氏とともに、「世界の王」も加わっての豪華トリオがオープニングセレモニーに華を添えた。

 柔道の男子60キロ級で五輪3連覇を成し遂げた野村忠宏氏と、レスリング女子で五輪3連覇のレジェンド・吉田沙保里氏から聖火を受け取り、長嶋氏の歩行を愛弟子の松井氏がしっかりとサポートした。

 王氏はトーチを高々と掲げ、松井氏が受け取り、医師と看護師のペアにリレーした。

 3人とも選手として五輪出場はないが、長嶋氏はアテネ五輪の野球日本代表監督に就任したたものの、脳梗塞(こうそく)のため本大会で指揮を執ることは出来なかった。

 松井氏は開会式終了後、フジテレビ系「東京オリンピック開会式」(午後11時)に野村さんとともに出演。聖火リレーのシーンについて松井さんは「監督が受け取られて、長嶋さんが受け取られて、そのあとはとにかく無事に長嶋さんをエスコートする。最後、次の方に無事に渡せましたので。たくさんの長嶋さんのファンの方、王さんのファンの方に喜んでいただけたのなら、私もうれしいです」と、振り返っていた。

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