「詩のボクシング」第3回全国大会で優勝した本田まさゆきさん(右)=12日午後、東京・内幸町のイイノホール
リング上で詩を朗読し、自分の言葉をどれだけ伝えられたかを競う「詩のボクシング」の第3回全国大会が12日、東京・内幸町のイイノホールで開かれ、東京チャンピオンのグラフィックデザイナー、本田まさゆきさん(25)=本名・正幸、東京都杉並区=が優勝した。
全国16カ所で行われた地方大会チャンピオンの16人が、トーナメント方式で対決。作家の川上弘美さんや映画監督の大林宣彦さんら7人が審査した。
本田さんは、母親ら家族への愛情に満ちた詩を静かな語り口で朗読。切なさの中に、甲府市にある実家のすし店の電話番号を宣伝するなどのユーモアを交え、勝ち進んだ。
本田さんには、審査委員の造形作家ヤノベケンジさん制作のトロフィーとファイトマネー(非公表)が贈られた。