米、最大110億円拠出へ 新型肺炎で中国などに
【ワシントン=共同】米政府は7日、新型コロナウイルスによる肺炎対策として、中国や感染拡大の影響を受けている国に対し最大1億ドル(約110億円)を拠出する用意があると発表した。
貿易などで中国との関係が緊張し、多国間協力とも距離を置くトランプ政権では異例の対応。ポンペオ国務長官は声明で「米国の強いリーダーシップを示すものだ。世界各国と協力し、感染拡大の脅威の封じ込めに貢献したい」と説明した。
資金は対象国に直接提供したり、世界保健機関(WHO)などの国際組織を通じたりするとしている。国務省は中国に対し、寄付されたマスクなどの医療用品約18トンを既に送ったと強調した。
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