Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報流出で委託業者を指名停止処分に - 千葉県

千葉県は、業務委託先において同県職員の情報が外部に流出した問題で、関連業者に対し、指名競争入札において指名停止処分を行った。

問題となった事故は、同県が業務を委託している日本電子計算機の再委託先である富士通エフサスから、氏名や所属部署、メールアドレス、IDなど職員の個人情報1万5000件が流出したもの。富士通エフサスの従業員は、自宅パソコンにデータをメールで送信して作業を行っていたが、家族がファイル交換ソフト「Share」をインストールしていたことから事故に発展した。

同県では、指名競争入札参加者の指名停止について基準を定めており、今回のケースが同基準に合致すると判断。取引先として不適当であるとして、2007年10月25日から2008年2月24日までの4カ月間を指名停止とした。

千葉県
http://www.pref.chiba.jp/

関連記事:県職員の情報がネット流出、なりすましに注意呼びかけ - 千葉県
http://www.security-next.com/006960.html

(Security NEXT - 2007/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

バイト情報サイトから登録者情報が流出 - 転得したとの人物から連絡も
委託先でランサム感染、被害ネットワーク内に個人情報 - 徳島県
高校よりレターパックで送付された申請書類が所在不明 - 東京都
「WordPress」向けプラグイン「Icegram Express」に脆弱性 - すでに攻撃も
設定ミスでメールを誤転送、姓と名を逆に入力 - 筑波大
住民関連の情報をLINEグループに投稿、職員を懲戒処分 - 湖南市
「PHP」に深刻な脆弱性、Windows版に影響 - アップデートがリリース
ランサム被害が発生、個人情報流出の可能性も - 情報処理会社
「Adobe FMPS」が静かに定例外パッチ - 深刻な脆弱性を修正
動画エンコードライブラリ「libaom」などに脆弱性 - アップデートで修正