三菱電機がパワハラ認め謝罪 新入社員自殺、遺族と訴訟外で和解

教育主任から受けていた暴言について書かれた、自殺した男性の自筆メモを示す遺族の代理人弁護士=東京都千代田区で2022年8月26日午後2時31分、小鍜冶孝志撮影
教育主任から受けていた暴言について書かれた、自殺した男性の自筆メモを示す遺族の代理人弁護士=東京都千代田区で2022年8月26日午後2時31分、小鍜冶孝志撮影

 三菱電機の新入社員の男性が2019年に自殺したことを巡り、男性の遺族の代理人弁護士が26日、東京都内で記者会見し、同社と訴訟外で和解したことを明らかにした。同社は上司のパワーハラスメントが原因で自殺したことを認めて謝罪し、社員へのパワハラ防止研修の実施など再発防止を約束した。この上司は過去にも行き過ぎた指導で注意を受けていたのに、後輩の指導に当たる教育主任の立場にあった。

 遺族代理人の嶋崎量(ちから)弁護士や三菱電機によると、和解合意書は、同社が上司を教育主任に任命したことなど、安全配慮義務違反が自殺の原因であったと認める内容。和解は23日付。遺族は損害賠償と謝罪を求め、訴訟外で話し合いをしてきた。

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