インド洋の航空機残骸、不明マレーシア機と同型
【シンガポール=菊池友美】マレーシア運輸省は2日、インド洋のフランス領レユニオン島で見つかった航空機の残骸がボーイング777機の一部と断定したと発表した。昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空機と同型であることから、残骸が消息不明機の一部である可能性が高まった。
同省は声明の中でレユニオン島で見つかった残骸は「フランス当局やボーイング社、マレーシア航空当局、マレーシア航空などがボーイング777機の一部であると確認した」と述べた。残骸はフランス南部トゥールーズ近郊の研究所に搬送されており、5日に詳しい鑑定作業を実施する。
残骸が消息不明機のものだと判明すれば、同機が海中に墜落したことを示す証拠が初めて見つかったことになる。マレーシアは今後も他の残骸がレユニオン島近くに流れ着く可能性があることから、同島の周辺国にも協力を要請している。