平昌五輪

サイバー攻撃か?! 開会式のさなかにネットがダウン 国防省も巻き込んで原因調査中

 平昌五輪スタジアムで平昌冬季五輪の開会式が行われていた最中、五輪組織委員会がサイバー攻撃を受けていた可能性が浮上し、専門家が原因などの調査を進めていることが10日、明らかになった。

 韓国メディアなどの報道によると、開会式が始まる45分前の9日午後7時15分ごろから、組織委内部のインターネットやWi-Fi(ワイファイ)がダウンした。10日正午の時点ではまだ完全復旧に至っていないと報じられた。

 組織委の宋百裕報道官は報道陣に対し、「重要性が低いシステムのいくつかが影響を受ける事案があった。不便をかけたことを陳謝する」と述べたうえで、「開会式へは影響がなかった。選手や観客の安全にもまったく影響がなかった」と強調した。

 しかし、ロイター通信によると、開会式では予定していた小型無人機(ドローン)を飛ばすことができず、事前に録画した映像を使用した。システム障害との関連は明らかになっていないが、国際オリンピック委員会(IOC)の広報担当者は「突然の計画変更でドローンを展開することができなかった」と、サイバー攻撃の影響を匂わせた。

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