森友学園告発、松井・大阪府知事「捜査協力する」

 学校法人「森友学園」(大阪市)が開校を目指していた小学校の建設工事をめぐり、金額の異なる3通りの契約書が国などに提出された問題で、大阪地検特捜部が同学園の籠池(かごいけ)泰典氏に対する補助金適正化法違反罪の告発状を受理したことを受け、大阪府の松井一郎知事は29日、地検から協力要請があった場合、「言われれば(協力)する」と述べた。大阪府吹田市内で記者団に語った。

 学園をめぐっては、運営する幼稚園と学園系列の認可保育園で補助金を不正に二重受給していた疑いがあるなどとして、31日に府と市がそれぞれ立ち入り調査する方針。松井知事は「調査して虚偽があれば補助金詐欺になる。これはもう刑事事件だ」と述べ、調査結果次第で刑事告発する考えを改めて示した。

会員限定記事会員サービス詳細