千葉の手賀沼花火、今年も中止

　千葉県の柏、我孫子の両市で開催される手賀沼花火大会が、今夏も昨年に続いて中止される。両市や両市内の経済団体などでつくる実行委員会が１９日、発表した。８月７日（８月第１土曜日）の開催予定日が、東京五輪の開催期間と重なったため警備要員の確保が困難で、新型コロナウイルス感染対策が十分に取れないことが理由。

　同花火大会は昭和６２年に始まり、平成２１年は不況による資金難、２３・２４年は東日本大震災の影響で実施できず、昨年は新型コロナの感染拡大のため中止された。

　柏、我孫子会場で計約３９万人が計約１万３５００発を楽しんだ一昨年の事業費は約７５００万円。一部を募金で充当しており、例年は４月から募金活動を行っている。