町の景色変わった 修理が進む一方、離れる人も… 台風15号1年 千葉・館山ルポ

2020年9月、ブルーシートがかけられた建物が減り、工事のために足場を組んだ住宅が見られた=千葉県館山市布良で、長沼辰哉撮影
2020年9月、ブルーシートがかけられた建物が減り、工事のために足場を組んだ住宅が見られた=千葉県館山市布良で、長沼辰哉撮影

 2019年の台風15号で、千葉県館山市では約6500戸の住宅が損害を受けた。漁港町の布良(めら)でも、建物が倒壊したり、屋根瓦が吹き飛んだりする深刻な被害が出た。房総半島の南端に近い布良の人々は強い海風と共に生活してきたが、台風15号の風雨は経験をしたことがないほど猛烈なものだったという。

 今年9月3日、布良を訪ねた。19年10月に撮影された写真を頼りに、町を歩いたところ、ブルーシートで屋根を覆って応急処置をしていた建物が多くあった場所では、修理が済んだ家が増え、足場を…

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