中華航空、台湾資本初のLCC就航
■中華航空(台湾の航空最大手) シンガポールの格安航空会社(LCC)と組んで設立したLCC、台湾虎航(タイガーエア台湾)が26日就航した。台湾資本のLCCは初。台北―シンガポールを1日1往復する。
現在の最安値の航空券は片道1988台湾ドル(約7200円)に設定している。11月中旬には台北とタイのバンコクやチェンマイを結ぶ便も就航予定で、2015年以降は日本への就航も検討している。
台湾虎航は中華航空が資本金の90%、シンガポールのタイガー・エアウェイズ・ホールディングスが10%をそれぞれ出資。台北(桃園)―シンガポール線の機材には欧州エアバスの「A320」(180席)を使用している。台北を午前発、シンガポールに午後着という利便性などをアピールする。
台湾には海外資本のLCCがすでに十数社就航しているほか、台湾航空3位の復興航空(トランスアジア航空)も年内のLCC就航を目指している。(台北=山下和成)