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検索結果 5,876 件

  • エコフィード配合割合が異なる飼養条件下で生産された「紀州和華牛」の肉質特性

    松橋 珠子, 長堀 百花, 後藤田 実咲, 後藤 洋人, 宮本 泰成, 白木 琢磨 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (29) 35-42, 2024-03-31

    ...紀州和華牛は赤身肉ニーズの高まりを背景に開発された脂肪交雑を抑えた黒毛和種の牛肉である。紀州和華牛の生産には和歌山県産の食品加工副産物を利用して製造されたエコフィードを1割以上与えて肥育することや、積極的なビタミンA制限を行わないことなどの条件が定められている。さらに近年の飼料価格高騰によりエコフィードの混合割合を増やした肥育管理の経済的効果がさらに高まっている。...

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  • フェストロリウム新品種「ノースフェスト」の育成とその特性

    田村 健一, 田瀬 和浩, 眞田 康治, 小松 敏憲, 秋山 征夫, 谷津 英樹, 横山 寛, 高山 光男, 林 拓, 牧野 司, 出口 健三郎, 佐藤 尚親 農研機構研究報告 2024 (17), 1-22, 2024-03-29

    ...<p>フェストロリウム「ノースフェスト」は越冬性や放牧適性等を育種目標として四倍体のメドウフェスクとペレニアルライグラスの交雑後代を母材に育成された複二倍体品種であり,4 母系 19 栄養系で構成される.北海道内 7 か所での地域適応性検定試験の結果,「ノースフェスト」の越冬性はいずれの地域でもペレニアルライグラス「ポコロ」や既存のフェストロリウム品種より優れた.メドウフェスク「ハルサカエ」との比較...

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  • 0.2グラムの情報がひも解く進化の謎

    中川 僚子 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2024 (110), 6-, 2024

    <p> 新年の例会は人類学の第一人者である国立科学博物館の篠田謙一館長を迎え、15日に会場とオンラインを併用して開かれた。科博といえば、クラウドファンディングの成功が記憶に新しい。篠田さんは、はじめに博物館の社会的役割と「地球の宝を守る」ために寄付を募るに至った経緯を説明。続いて「ゲノムが解明する人類史」と題して、ゲ ノム解析技術と成果を解説してくれた。以下、講話の骨子を報告する。</p>

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  • リンゴ新品種‘錦秋’

    阿部 和幸, 森谷 茂樹, 岩波 宏, 古藤田 信博, 副島 淳一, 岡田 和馬, 高橋 佐栄, 加藤 秀憲, 小森 貞男, 土師 岳, 別所 英男, 伊藤 祐司, 石黒 亮, 清水 拓 農研機構研究報告 2023 (16), 29-42, 2023-11-30

    ...‘錦秋’の樹勢は中程度,<i>S</i> 遺伝子型は <i>S3S7</i> であり,‘つがる’とは交雑不和合性であるが,その他の主要品種とは交雑和合性を示す.斑点落葉病に対して抵抗性であり,黒星病には罹病性である.系統適応性検定試験の結果,短果枝の着生性はやや少なく,満開日は‘つがる’や‘ふじ’より 2 日程度遅い.果実の収穫盛期は‘つがる’より 17 日程度遅い中生品種である.果皮は濃赤色であり...

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  • リンゴ新品種‘紅みのり’

    阿部 和幸, 副島 淳一, 別所 英男, 森谷 茂樹, 岩波 宏, 古藤田 信博, 増田 哲男, 小森 貞男, 岡田 和馬, 伊藤 祐司, 土屋 七郎, 高橋 佐栄, 加藤 秀憲, 土師 岳, 石黒 亮, 清水 拓, 樫村 芳記 農研機構研究報告 2023 (16), 15-28, 2023-11-30

    ...<p>‘紅みのり’は 1981 年に‘つがる’に‘ガラ’を交雑して得た実生から選抜した,早生で果皮が濃赤色のリンゴ品種である.2009 年からリンゴ盛岡 67 号の系統名でリンゴ第 6 回系統適応性検定試験に供試し,2017 年 2 月の平成 28 年度果樹系統適応性検定試験成績検討会(寒冷地果樹)で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2019 年 4 月に登録番号第 27427 号として種苗法...

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  • 令和5年度春季大会 高校生による研究発表最優秀賞を受賞して

    辻本 新 日本水産学会誌 89 (5), 497-497, 2023-09-15

    ...</p><p> 交雑種・隠蔽種に関しては,写真の検査で有意な差が見られた個体はいなかった為一時は棄却したが,同類のタイリクスズキとの交雑個体や隠蔽種であった場合,外見で見分けるのが非常に困難であることが指摘されているためDNA分析を中心に検証を進めていく。...

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  • 黒毛和種における画像解析値を用いたランダムフォレストによるBMS推定

    宮田 あゆ, 口田 圭吾 日本畜産学会報 94 (3), 295-303, 2023-08-25

    ...の量,細かさおよびあらさが重要な形質であることが明らかとなった.脂肪交雑の量および細かさは推定値にプラスの影響性を持っていた.脂肪交雑のあらさは推定にマイナスに作用し,BMS7から10においてより強く働いていた.ランダムフォレストを用いることで高精度かつ予測値に説明性を持たせたBMS推定の実施可能性が示唆された....

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  • 貿易自由化が日本における牛肉の双方向貿易に与える影響

    金 聖浩, 前田 幸嗣, 髙橋 昂也 農業経済研究 95 (1), 1-17, 2023-06-25

    ...<p>本稿では,牛肉を日本産牛肉(和牛肉と交雑牛肉)および一般牛肉(日本で生産された乳用牛肉と海外産牛肉)の2種類に分類し,製品差別化と双方向貿易を含む空間均衡モデルを新たに構築したうえで,貿易自由化が日本の牛肉貿易に与える影響について計量分析を行った.主な分析結果は,以下のとおりである.第1に,貿易自由化の影響を貿易面から生産面まで最も幅広く受けるのは日本である.第2に,現行の貿易協定によって,日本...

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  • フラクタル解析による脂肪交雑における牛肉等級評価手法

    鈴木 雄也, 包 躍 日本画像学会誌 62 (3), 225-230, 2023-06-10

    ...<p>現在,牛肉の等級は目視で判断されているが,この手法には3つの問題点が存在する.人によって評価基準が異なる事,疲労による精度の低下,気分による評価基準のブレが存在する.その結果,定性的な評価となり評価結果にばらつきが生まれてしまう.そこで本研究では,牛肉の脂肪交雑の複雑さを定量化し,フラクタル性を利用したフラクタル解析を行う事で,牛肉の格付けを定量的に評価することを目的とした.牛肉の脂肪交雑における...

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  • 国内でみられるキリ属種の遺伝的系統と遺伝的多様性

    長沢 和, 木村 恵, 逢沢 峰昭 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 407-, 2023-05-30

    ...以上から、日本でみられるキリ属種には、由来の異なる2つの系統のほか、種や系統間の交雑で生じた雑種が存在することが示唆された。</p>...

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  • 日本列島におけるミネカエデとナンゴクミネカエデの分布境界とその形成過程

    竹内 虎輔, 齊藤 陽子, 平尾 聡秀 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 405-, 2023-05-30

    ...東北太平洋側の集団では遺伝的混合が見られ、分布境界での交雑が示唆された。集団間<i>F</i><sub>ST</sub>の回帰分析では、集団間の距離と積雪深の差が有意な説明変数となった。積雪量の異なる日本海側と太平洋側で開花期にずれが生じ、遺伝的分化が進み、積雪量に応じてミネカエデ類2変種の分布境界が形成されたと考えられる。</p>...

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  • 希少樹種オガサワラグワの弟島自生地の実生のSSRマーカーによる親子解析

    玉城 聡, 磯田 圭哉, 木村 恵, 井鷺 裕司, 比留間 美帆, 塩沢 空也, 熊本 舞子, 井上 正隆, 田谷 以生, 藤澤 実樹, 右田 裕基 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 376-, 2023-05-30

    ...移入種のシマグワとの交雑も大きな問題となっており、純粋なオガサワラグワの天然更新が期待できる自生地は、シマグワの侵入防除に成功している弟島の集団に限られている状況にある。当自生地では、繁殖への関与が期待できる大きさの成木は27個体のみであり、他の集団からの花粉を介した遺伝子流動も期待できないことから、自生地内で遺伝的に健全な交配と更新が行われているか検証することが必要である。...

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  • カラマツのネズミ食害程度に影響する遺伝と環境の要因探索

    米澤 美咲, 石塚 航 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 387-, 2023-05-30

    ...一方でグイマツはエゾヤチネズミと同様大陸に由来し耐鼠性が高いことから、種間で交雑させた雑種F<sub>1</sub>の林業利用が進んでいる。上記カラマツ属3種において耐鼠性と樹皮中特定テルペノイド含有量が同様の種間差傾向を示すことがわかっている。そこで、特定テルペノイドを忌避物質候補とし、野外での食害程度との関係を検証するとともに、親の交配情報より食害程度の遺伝解析を行った。...

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  • ウメ新品種‘麗和’と‘和郷’

    八重垣 英明, 末貞 佑子, 山口 正己, 土師 岳, 澤村 豊, 安達 栄介, 山根 崇嘉, 鈴木 勝征, 内田 誠 農研機構研究報告 2023 (14), 9-18, 2023-03-31

    ...<p>ʻ麗和ʼとʻ和郷ʼは果樹茶業研究部門において育成されたウメ新品種である.ʻ麗和ʼは1998 年にʻ加賀地蔵ʼにʻ月知梅ʼを交雑し育成した実生から,ʻ和郷ʼはʻ剣先ʼに選抜実生のMM-43-22 を交雑し育成した実生から選抜したウメ品種である.ʻ麗和ʼとʻ和郷ʼは2008 年からウメ第3 回系統適応性検定試験に,ウメ筑波12 号とウメ筑波14 号として供試し,2020 年2 月の令和元年度果樹系統適応性検定試験成績検討会...

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  • ヤマメ養殖魚との交雑によるサクラマスのスモルト時期および成熟年齢の変化

    佐藤 正人, 藤田 学, 坪井 潤一 日本水産学会誌 89 (1), 49-55, 2023-01-15

    ...<p> 種苗放流されるヤマメ養殖魚との交雑が野生サクラマスの生活史形質に及ぼす影響を評価するため,米代川産サクラマスの雌と関東地方由来のヤマメ養殖魚の雄を交雑させた。作出した交雑魚のスモルト化の盛期は3月であり,養殖ヤマメ(12月)と米代川産サクラマス(4月)の中間であった。1歳における交雑魚の雌の成熟率は43.1%であり,ヤマメ養殖魚(75.7%)と米代川産サクラマス(6.8%)の中間であった。...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 武蔵野南沢の自然誌 (III)

    小林 日下ゆり, 松田 宗男, 大塚 ちか子 生活大学研究 8 (1), 1-16, 2023

    ...その結果、落合川では、アブラハヤとタカハヤの交雑個体、および両種が生息していることがわかった。また、落合川におけるこれらの魚類の分布を調べたところ、落合川には両種が共存できる場所と両種の雑種が形成される場所がある可能性が示唆された。...

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  • 同形世代交代型生活環を示す真正紅藻の繁殖戦略

    神谷 充伸 日本生態学会誌 73 (2), 57-, 2023

    ...アヤギヌ類の研究では、世界各地で何回も独立胞子体が生じていること、遺伝的に分化した個体間での交雑で独立胞子体化が起こることが明らかになり、実際に様々な同形世代交代型紅藻で独立胞子体が報告されている。さらに、独立胞子体はしばしば分布の外れで優占していること、有性生殖個体よりも広い温度帯で繁殖できることが示され、独立胞子体は分布拡大に貢献している可能性が示唆された。...

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  • ボノボの進化におけるコンゴ川の影響

    竹元 博幸 霊長類研究 Supplement 39 (0), 47-47, 2023

    ...河川流量の変動によるコンゴ川の左岸と右岸での動物群の移動または交換の仮説は、ボノボ分岐後の絶滅した類人猿種を含む他のPan系統とボノボの交雑、およびボノボの低い遺伝的多様性をうまく説明できる。さらに、コンゴ川が古くから強力な生物地理学的障壁として機能してきたことが、コンゴ川左岸の陸上森林動物相の貧弱さの一因となっている。...

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  • 高強度系統「MC502」と普通蚕品種「日137号」の正逆交雑時における繭糸質

    伊賀 正年, 飯塚 哲也, 岡田 英二 日本シルク学会誌 31 (0), 35-40, 2023

    ....そこで,MC502と日137号の正逆交雑間で飼育経過や繰糸成績,生糸の力学物性に違いがあるのかを検討した.正逆交雑間で飼育経過や繰糸成績に差は見られず,生糸収率も同程度であった.飼育年により正逆交雑間で繭層重や繭糸強度に差が認められる場合もあったが,その差は僅かであり,正逆交雑ともMC502と同程度の高い繭糸強度が保持されていた.したがって,正逆交雑間の繭糸質に大きな差はみられないことがわかった....

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  • 全ゲノム情報から知るニホンオオカミ

    寺井 洋平 哺乳類科学 63 (1), 5-13, 2023

    ...について紹介する.ニホンオオカミはかつてアジアに生息していたハイイロオオカミの1系統であり,約100年前まで日本列島南部(本州,四国,九州)に分布していたが,その後絶滅した.ニホンオオカミの系統が東アジアで他のハイイロオオカミから分岐したのは17,000年から4万年前程度だと推定される.ニホンオオカミはイヌに最も近縁なハイイロオオカミの系統であり,またニホンオオカミの祖先が東ユーラシアのイヌの祖先と交雑...

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  • 武蔵野南沢の自然誌 (IV)

    渡部 俊太郎, 松田 宗男, 大塚 ちか子 生活大学研究 8 (1), 17-29, 2023

    ...また、落合川以外の河川にもタカハヤが移入され、アブラハヤと交雑している可能性が示唆された。このような国内外来種の移入が複数の河川で観察されたことは、稚魚放流などによる国内外来魚の移入が、様々な河川で生態系の変化を引き起こしている可能性を示唆している。...

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  • 牛肉のおいしさを決定する要因の探索

    劉 尭煒, 石川 愛理, 兼井 ほのか, 大島 美桜, 西川 芽衣, 小西 むつ望, 竹嶋 伸之輔, 小林 三智子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 81-, 2023

    ...本研究では,高い脂肪交雑を特徴とする黒毛和種牛を用いて,おいしさを表す指標として7項目の食味性を設定し,それぞれの関連性および牛肉の構成成分との関連性を検証した。 </p><p>【方法】パネルは20代若年女性とし,官能評価は7段階評価尺度による採点法を用いた。...

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  • 暖地・温暖地向けの米粉パンに適した多収水稲新品種「笑みたわわ」の育成

    中西 愛, 田村 克徳, 片岡 知守, 佐藤 宏之, 田村 泰章, 坂井 真, 伏見 力, 竹内 善信 育種学研究 24 (2), 160-167, 2022-12-01

    ...<p>「笑みたわわ」は晩生の製パン適性が優れる多収水稲品種「ミズホチカラ」を早生化した多収品種を育成することを目標とし,「金南風」の胚乳蛋白質突然変異系統「PMF<sub>8</sub>4」と「モミロマン」のF<sub>1</sub>を母本,「ミズホチカラ」を父本とする三系交雑後代から育成された品種である.育成地(福岡県筑後市)における「笑みたわわ」の出穂期は「ヒノヒカリ」と同程度で「ミズホチカラ」...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • アズキのアン色に関与する量的形質遺伝子座の検出

    長岡 寛知, 森 正彦, 長岡 泰良, 加藤 清明 育種学研究 24 (2), 124-133, 2022-12-01

    ...<p>本研究は,アズキの品質関連形質として重要なアン色に関わる量的形質遺伝子座の特定を目的とした.そのために,北海道の品種「エリモショウズ」とアン色が紫色で優れる「紫さやか」との交雑に由来する組換え自殖系統150系統を北海道十勝地方の気温の異なる2地点で2カ年の計4環境下で栽培し,アン色と強く関連する煮豆色と種皮色に関与する量的形質遺伝子座の検出を試みた.供試材料の種皮色と煮豆色について,L*C*h...

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • 雄と雌のミトコンドリアCO1を用いたカラスガイ族の交雑種の検出

    築根 遼, 中野 律久, 菅谷 亮介 化学と生物 60 (10), 544-547, 2022-10-01

    ...<p>淡水二枚貝であるカラスガイ族のミトコンドリアの両性遺伝を利用し,交雑種が検出できないかを研究した.各地の雄のサンプルを用いて,精子から雄ミトコンドリアのDNAを,体細胞から雌ミトコンドリアのDNAを抽出し,CO1領域の塩基配列を決定し雌雄の系統樹を作成した.この系統樹において,雌雄で異なる種として同定された割合は約26%(5/19)であった.これらは交雑種であり,種間や属間で交雑が起きていることが...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • モモ新品種‘ひめまるこ’

    八重垣 英明, 末貞 佑子, 山口 正己, 澤村 豊, 土師 岳, 安達 栄介, 山根 崇嘉, 鈴木 勝征, 内田 誠 農研機構研究報告 2022 (11), 15-21, 2022-07-29

    ...<p>‘ひめまるこ’は2002 年に‘紅国見’に‘ ひめこなつ’を交雑し,育成した実生から選抜した極早生の白肉モモ品種である.2010 年からモモ第9 回系統適応性検定試験に,モモ筑波126 号として供試し, 2019 年2 月の平成30 年度果樹系統適応性検定試験成績検討会( 落葉果樹) で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2021 年8 月5 日に登録番号 28555 号として種苗法に基づき...

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  • 粗蛋白質含量の高い酒粕の消化率及び栄養価

    大森 英之, 川口 理恵, 芦原 茜, 井上 寛暁, 青山 次郎, 田島 清 日本養豚学会誌 59 (2), 61-69, 2022-06-21

    ...LWD三元交雑種の肥育豚(去勢雄9頭,雌9頭,平均体重45.6 kg)を供試し,3飼料区に体重及び性を考慮して割り付け,試験豚房で単飼した。試験飼料はトウモロコシ,大豆粕を主体とする基礎飼料,基礎飼料の一部を供試品で置換した飼料を給与する酒粕5%飼料及び酒粕10%飼料とした。酸化チタンを消化率算出のための指標物質として用いた。前半4日間を予備期間,後半3日間を糞採取期間とした。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 粗蛋白質含量の高い酒粕の消化率及び栄養価

    大森, 英之, 川口, 理恵, 芦原, 茜, 井上, 寛暁, 青山, 次郎, 田島, 清 日本養豚学会誌 59 (2), 61-69, 2022-06

    ...LWD三元交雑種の肥育豚(去勢雄9頭,雌9頭,平均体重45.6 kg)を供試し,3飼料区に体重及び性を考慮して割り付け,試験豚房で単飼した。試験飼料はトウモロコシ,大豆粕を主体とする基礎飼料,基礎飼料の一部を供試品で置換した飼料を給与する酒粕5%飼料及び酒粕10%飼料とした。酸化チタンを消化率算出のための指標物質として用いた。前半4日間を予備期間,後半3日間を糞採取期間とした。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 東日本におけるミネカエデ類の分布境界とその形成過程

    竹内 虎輔, 齊藤 陽子, 平尾 聡秀 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 377-, 2022-05-30

    ...カエデ属の多様化には分布境界における近縁種間の交雑が関係していると考えられる。ウリハダカエデ節(Sect. <i>Macrantha</i>)に分類されるミネカエデ(<i>A</i>. <i>tschonoskii</i>)とナンゴクミネカエデ(<i>A</i>....

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  • コナラ・ミズナラにおける萌芽と潜伏芽の関係

    木村 悠里, 本間 航介 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 443-, 2022-05-30

    ...東日本の薪炭林の主要構成種であるコナラとミズナラは分布域に違いが見られ、種間交雑もしにくいため、二種間で萌芽特性に違いがあってもおかしくないが、差異があるかどうかは判っていない。ブナ科広葉樹の萌芽は定芽再生のため、X線CT画像を用いて、樹木内部を三次元で可視化することで潜伏芽が樹木内部に残す痕跡(bud trace)を追跡し萌芽能力の時系列での消長を計測できる。...

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  • クリーンラーチ若齢人工林における樹高成長曲線の構築と樹高分布の推定

    大野 泰之, 来田 和人, 滝谷 美香, 蝦名 益仁, 山田 健四, 角田 悠生, 内山 和子, 津田 高明 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 371-, 2022-05-30

    ...<p>カラマツとグイマツ(花粉親)との交雑種であるグイマツ雑種F1の中でも、中標津5号を花粉親とするクリーンラーチ(CL)は初期成長に優れた家系として知られている。そのため、下刈り期間の短縮など、CLの特性に対応した施業モデルの開発が必要とされている。下刈り期間を決める上で、樹高成長は基本的な判断指標となるものの、CLの樹高成長ついて定量的な評価が行われていない。...

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  • 遺伝・空間情報を活用して次代検定の精度改良を図る

    石塚 航, 楠 和隆, 海野 大和, 村上 了, 成田 あゆ, 今 博計, 佐藤 弘和, 来田 和人 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 390-, 2022-05-30

    ...</p><p>対象はニホンカラマツとグイマツ間の交雑次代とし、北海道にて環境の異なる2ヶ所に設定した検定林で46年生時の材積・材質関連形質を測定した。遺伝解析による親子鑑定で交配親を整理し、過去に測定した成長や植栽位置情報も紐づけた。複数の統計モデルで推定した遺伝パラメータを比較し、上記③④の手続きの重要性を示す結果を得た。</p>...

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  • RNA-Seqによるカラマツ・グイマツ交雑次代の材質に関わる遺伝的要因の探索

    楠 和隆, 石塚 航, 海野 大和, 村上 了, 成田 あゆ, 今 博計, 伏見 愛雄, 矢口 雅美 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 387-, 2022-05-30

    <p>北海道で普及が進められているカラマツとグイマツの雑種であるグイマツ雑種F<sub>1</sub>は、グイマツの材強度とカラマツの成長性を併せ持つ樹種であり、国内針葉樹の中でも建築用材としての利用が期待されている。我々はグイマツ雑種F<sub>1</sub>の材質バリエーションを産み出す遺伝的要因の探索を行うため、北海道の林内46年生個体から秋期に採取した胸高の木部試料を対象にRNA-Seq…

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  • 同所的に生育するブナとイヌブナの葉形質とマイクロサテライト変異

    鈴木 春音, James R.P. Worth, 戸丸 信弘 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 381-, 2022-05-30

    ...STRUCTURE解析(<i>K</i>=2)では、わずかなクラスターの混合(<18%)が検出され、さらにNewHybrids解析によって、クラスターが混合している1個体はイヌブナへの戻し交雑個体と推定された。これらの結果は種間交雑仮説を支持しているが、今後、SNPを用いたゲノムワイドな解析を行い、仮説を検証する必要がある。</p>...

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  • ニホンナシの交雑育種における重要形質に関連したDNAマーカーの利用技術

    西尾, 聡悟, 寺上, 伸吾, 竹内, 由季恵, 松本, 辰也, 高田, 教臣 園芸学研究 21 (2), 137-147, 2022-04

    ニホンナシの育種は農研機構および全国の県の試験場で行われている。育種において最も重要な形質は黒星病抵抗性であり,生理障害の発生少,収量性,早生性,高糖度,自家和合性なども重要な育種目標となっている。近年温暖地においてナシの発芽不良が問題となっているため,温暖地でも安定栽培可能な品種の開発が求められている。そのような中で,黒星病抵抗性,自家和合性,黒斑病抵抗性,早生性,果皮色についてはDNAマーカ…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北海道内のホルスタイン雌牛の初回授精受胎率に対する交配相手種雄牛の品種の影響

    石田 惠香, 杉浦 杏子, 阿部 隼人, 山口 諭, 馬場 俊見, 藤元 郁子, 花牟禮 武史, 萩谷 功一 北海道畜産草地学会報 10 (1), 55-61, 2022-03-25

    <p>北海道内のホルスタイン種雌牛の初回授精受胎率に対し、交配相手種雄牛の品種(ホルスタイン種および黒毛和種)の影響を調査した。データは、北海道酪農検定検査協会が牛群検定を通じて収集した繁殖記録であり、2010年から2019年までに分娩した個体の未経産、初産および2産次の授精記録であり、受胎を1、不受胎を0とした合計2,019,493記録である。分析は、牛群・授精年、授精月および月齢を母数効果、…

    DOI Web Site 医中誌

  • マンガリッツァの発育に伴う脂肪形成と脂質関連遺伝子の特徴に関する研究

    金 翔宇, 谷口 航輝, 佐々木 真彩, 山根 慧悟, 髙谷 龍馬, 小出 明里, 米田 英里奈, 萩谷 功一, 佐々木 基樹, 村西 由紀 北海道畜産草地学会報 10 (1), 39-46, 2022-03-25

    ...本研究は、マンガリッツァの脂肪組織の組織学的評価ならびに遺伝子発現について商業用品種(三元交雑種およびケンボロー)と比較し、脂肪発達と蓄積過程を調査した。脂肪厚測定結果から、マンガリッツァの背脂肪は出生後から商業用品種よりも厚く、両品種間の脂肪蓄積は異なることを示した。8ヶ月齢のマンガリッツァの背部脂肪細胞面積は、商業用品種よりも大きかった(<i>P</i> < 0.05)。...

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  • ソバ栽培における他品種との隔離距離と交雑程度の関係

    丸山 秀幸, 岡本 潔, 矢ケ崎 和弘, 吉田 清志 北陸作物学会報 57 (0), 51-54, 2022-03-16

    ...,花粉源の規模も交雑率に影響を与えることが推察されたことか ら,ソバの採種栽培において他品種との交雑率を自殖性作物の自然交雑率以下にするためには,交雑花粉源とな る他品種の栽培面積を考慮し,適切な隔離距離をとる必要があると考えられた....

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  • 飼料作物奨励品種選定試験 : フェストロリウム

    西野, 瞭, 鈴木, 人志, 由利, 奈美江, 渡邊, 潤 秋田県畜産試験場研究報告 (36) 13-21, 2022-03

    ...フェスク類とライグラス類を交雑して開発された新規牧草種である「フェストロリウム」を,秋田県飼料作物奨励品種として選定するため,「東北1号」,「那系1号」の2品種について畜産試験場内で栽培試験を行い,秋田県における生育特性を確認した。その結果,両品種とも対照品種の「アキミドリII」と比べて収量が同程度かそれ以上であり,耐病性に優れることが確認された。...

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  • ブルーベリーの流通・消費の実態と新品種の開発・普及の方向

    宮下, 智人, 玉木, 志穂, 菊池, 豊, 大槻, 優華, 國武, 久登, 大浦, 裕二 東京都農林総合研究センター研究報告 (17) 69-89, 2022-03

    ...ブルーベリーの種間交雑育種によってこれまでに,温暖地域での栽培適性があり,かつ省力的な房取り収穫が可能な新品種候補系統やアントシアニン高含量の品種を作出した。そこで,都内を中心にブルーベリーの流通・消費および新品種等の果実についてマーケティング調査を行った。この結果をもとに,新品種等5種類について,各々の普及の方向に関して考察を行った。...

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  • オウトウ新品種‘山形C12号’の育成

    石黒, 亮, 明石, 秀也, 西村, 幸一, 八重垣, 英明, 安達, 栄介, 本間, 禎明, 高橋, 由信, 丸川, 崇, 新野, 清, 安孫子, 裕樹, 阿部, 和幸, 多田, 史人, 黒田, 博, 佐藤, 孝宣, 野口, 協一, 矢野, 和男, 黒田, 潤, 佐藤, 裕則, 鴨田, 一作, 工藤, 信, 佐々木, 泰子, 阿部, 芳幸, 佐藤, 康一, 米野, 智弥, 小野寺, 玲子 山形県農業研究報告 (13・14) 37-54, 2022-03

    ...‘山形C12号’は,1997年4月,山形県育成品種‘紅秀峰’を種子親にC-47-70(‘Rainier'ב紅さやか')を花粉親に交雑して得られた実生から選抜したもので,6月中下旬に収穫できる晩生種であり,果実は大玉,着色良好でツヤがあり外観品質が高く,果肉は硬く,日持ち性に優れる食味良好な品種である。...

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  • ブラウントラウトとイワナ間の自然交雑の方向性

    下山, 諒 長野県水産試験場研究報告 (21) 7-14, 2022-03

    1.ブラウントラウトが生息する2河川で採集された雑種とみられる個体について、MS-DNAマーカーによる親種判別、ミトコンドリアDNAのPCR-RFLP法による母種の判別を試みた。2.MS-DNAマーカー分析の結果、イワナとブラウントラウトを親種とする雑種であった。3.PCR-RFLP法の結果、ブラウントラウトを母種とするパターンとイワナを母種とするパターンの2つが存在し、水系により母種が異なるこ…

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  • CAPSマーカーを用いた山口県の幻のミカン クネンボ(九年母)の探索

    柴田, 勝, 樋口, 尚樹, 元水, 在斗, 岡崎, 芳夫, 西岡, 真理, 五島, 淑子 山口大学山口学研究センター紀要「山口学研究」 2 1-9, 2022-03-01

    ...品種同定のために既存のカンキツ112 種を識別できる7 種のCAPS からなる最少マーカーセットを選抜し、次いでアレルの組合せが多様な交雑種からでもクネンボを識別させるために5CAPS を加えたマーカーセットを使用した。しかしながら、採取したすべてのサンプルにおいてクネンボを見出すことはできなかった。...

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  • イチゴ新品種「べにたま」の育成

    尾田, 秀樹, 内田, 裕也 埼玉県農業技術研究センター研究報告 = Bulletin of the Saitama Agricultural Technology Research Center (21) 41-46, 2022-03

    ...イチゴ新品種「べにたま」は,「埼園い1号」を種子親に,「かおり野」を花粉親にした交雑実生から選抜した。本品種は,市場出荷向け品種として育成し,2021年4月に品種登録出願を行い,2021年9月に出願公表された。「べにたま」は,「とちおとめ」に比べ早生であり,多収である。また,安定した出蕾によって継続的な収穫が可能である。果実糖度は平均13.3度と高く,良食味である。...

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  • グイマツとニホンカラマツにおける葉緑体―ミトコンドリア変異検出マーカーセットLgLk-CMVの開発―

    石塚 航, 内山 憲太郎, 陳 淑芬, 後藤 晋 日本森林学会誌 104 (1), 44-49, 2022-02-01

    ...これらのマーカーについて,系統の確かなLk 24個体,Lg 7個体,交雑第一世代16個体の計47個体を用いて多型性を評価したところ,32座に多型が検出され,Lk側で15,Lg側で7ハプロタイプが検出された。また,両親樹種の判定の正答率は100%であった。カラマツ属育種素材の樹種確認や系統の遺伝的な類縁関係の評価を同時に行う上で,本マーカーセットは有用と考えられた。</p>...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 早晩性が異なるエゴマ系統の生育および収量関連形質に及ぼす栽培地の影響

    平野 達也, 田中 哲司, 鬼頭 雅也, 川口 稜司, 山田 直輝, 杉浦 宏之, 渡邊 靖洋, 道山 弘康 日本作物学会紀事 91 (1), 16-27, 2022-01-05

    ...<p>愛知県北設楽郡設楽町のエゴマ栽培では,台風や早霜を回避するために,早生で収量性の高い品種の育成が求められている.本研究では,設楽町で栽培される晩生の名倉在来と極早生の黒種系統,ならびにそれらの交雑後代から育成された1番,7番および9番系統を中山間地の稲武町と平地の春日井市で2015年と2016年に栽培し,生育と収量関連形質に関する各系統の特徴を解析し,栽培地の違いがそれらに及ぼす影響を調査した...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 和牛産肉能力検定(現場後代検定法 : 2020年度)

    岩本, 侑希子, 小林, 宙, 片岡, 博行 岡山県農林水産総合センター畜産研究所研究報告 = Bulletin of the Institute of Animal Production Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry and Fisheries (11) 15-20, 2022-01

    ...(2) 高美須は枝肉重量が26.378(C)、ロース芯面積が4.358(C)、バラの厚さが1.479(1%)、皮下脂肪厚が-0.119(C)、脂肪交雑(基準値)が2.020(A2)であった。3 2020年度岡山県和牛改良委員会で審査され、秋藤花国については脂肪交雑だけでなく、枝肉重量やロース芯面積においても高い産肉能力を示し、選抜とされた。一方、高美須については審議の結果、非選抜とされた。...

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  • 早晩性が異なるエゴマ系統の生育および収量関連形質に及ぼす栽培地の影響

    平野, 達也, 田中, 哲司, 鬼頭, 雅也, 川口, 稜司, 山田, 直輝, 杉浦, 宏之, 渡邊, 靖洋, 道山, 弘康 日本作物學會紀事 91 (1), 16-27, 2022-01

    ...本研究では,設楽町で栽培される晩生の名倉在来と極早生の黒種系統,ならびにそれらの交雑後代から育成された1番,7番および9番系統を中山間地の稲武町と平地の春日井市で2015年と2016年に栽培し,生育と収量関連形質に関する各系統の特徴を解析し,栽培地の違いがそれらに及ぼす影響を調査した。いずれの育成系統も開花始期が名倉在来の9月下旬より早く,1番系統,7番系統,9番系統の順に早生であった。...

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  • 辛味果実の発生しないシシトウ新品種‘ししわかまる’の育成

    田中, 寿弥, 南山, 泰宏, 小谷, 泰之, 高垣, 昌史, 片山, 泰弘, 林, 恭弘 園芸学研究 21 (1), 123-128, 2022-01

    ...‘ししわかまる’は,‘紀州ししとう1号’にピーマン品種‘京ひかり’を交雑し,DNAマーカーと‘紀州ししとう1号’の連続戻し交雑により,選抜・固定を行った品種である。‘京ひかり’と同様に,機能欠損型の辛味抑制遺伝子pun1を持ち,官能試験での辛味果実の発生は全く確認されておらず,成分分析でのカプサイシン,ジヒドロカプサイシンも全く検出されなかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 極細繊度品種「白麗」の登蔟性向上

    飯塚 哲也, 中島 健一, 伊賀 正年, 岡田 英二 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (1), 1_053-1_056, 2022

    ...選抜を複数世代で行った結果,上段に結繭する個体数が増え,それらの交雑種である「白麗」においても登蔟性の向上が見られた。</p>...

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  • ニホンナシの交雑育種における重要形質に関連したDNAマーカーの利用技術

    西尾 聡悟, 寺上 伸吾, 竹内 由季恵, 松本 辰也, 髙田 教臣 園芸学研究 21 (2), 137-147, 2022

    <p>ニホンナシの育種は農研機構および全国の県の試験場で行われている.育種において最も重要な形質は黒星病抵抗性であり,生理障害の発生少,収量性,早生性,高糖度,自家和合性なども重要な育種目標となっている.近年温暖地においてナシの発芽不良が問題となっているため,温暖地でも安定栽培可能な品種の開発が求められている.そのような中で,黒星病抵抗性,自家和合性,黒斑病抵抗性,早生性,果皮色についてはDNA…

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 下北半島における外来種交雑に関する研究

    川本 芳, 羽山 伸一, 近江 俊徳, 白井 啓, 田中 洋之 霊長類研究 Supplement 38 (0), 62-, 2022

    ...以上から、国内3箇所で起きた外来種交雑の事例のうち、下北半島の例は最も遺伝子浸透の程度が低い交雑の場合と考えられ、正逆交雑の起こり方、外来種母群内での交雑程度で他所とは異なる交雑であることが明らかになった。</p>...

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  • 生食用ブドウ育種における裂果性と果実形質との関連解析とそれに基づいた低裂果性個体の出現率の推定

    松﨑 隆介, 東 暁史, 尾上 典之, 佐藤 明彦 園芸学研究 21 (3), 269-278, 2022

    ...とヨーロッパブドウ間の交雑,ヨーロッパブドウ間の交雑)ごとにロジスティック回帰分析を行った.その結果,欧米雑種とヨーロッパブドウ間の交雑,ヨーロッパブドウ間の交雑において,裂果性に果粒重および果肉特性が強く関連していることが示唆された.この結果に基づき,裂果性,果肉特性および果粒重の平均親値と交雑区分を説明変数とし,出現率を応答変数にロジスティック回帰分析を行い,最適なモデルを検討した.このうち予備的...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 生薬カンゾウの国産化を目指した隣国での新品種作出動向

    古平 栄一 ファルマシア 58 (4), 358-358, 2022

    ...による育種が検討され,GGを母方,GUを父方とした多数のF1雑種(交配後の第一代目雑種)が作出されてきた.そこで本稿では,GGとGUの種間交雑により生育と品質がともに安定な新品種の作出に成功したLeeらの論文を紹介する....

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  • 牛,豚ならびに鶏肉の凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類, 栄養成分含量ならびに屠畜からの経過日数の影響

    中村 好德, 福間 康文, 細見 亮太, 細田 謙次 日本暖地畜産学会報 65 (1), 3-8, 2022

    ...<p>ウシ45頭,ブタ10頭,ニワトリ12羽の骨格筋を用いて,凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類,栄養成分含量と屠畜からの経過日数の影響を調査した.牛肉の凝固点は黒毛和種(育成牛)が-1.05℃(平均値),同(肥育牛)が-1.18℃,交雑種(肥育牛)が-1.18℃ならびにホルスタイン種(肥育牛)が-1.08℃,豚肉では三元交配豚が-1.13℃,銘柄豚が-1.18℃,鶏肉ではブロイラーが-1.11℃,地鶏...

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  • 華芯豚交雑試験成績について

    陶 璇, 楊 雪梅, 梁 艶, 楊 躍奎, 何 志平, 鐘 志君, 雷 雲峰, 曾 凱, 応 三成, 王 言, 図 騰, 安 瑞, 胡 紫恵, 陳 暁暉, 龔 建軍, 呂 学斌, 顧 以韌 日本養豚学会誌 58 (4), 186-194, 2021-12-28

    ...<p>本研究において,デュロックを父系として生産される三元交雑の豚では一定の割合で雑色(斑)となったが,華芯豚を父系として生産する三元交雑の豚はすべて黒色となった。飼養試験の結果と枝肉性状については父系に華芯豚とデュロックを用いた交雑豚において差は認められなかった。...

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  • レンコン新品種‘阿波白秀’の育成とその特性

    篠原, 啓子, 山本, 真也, 佐藤, 章裕, 津田, 毅彦, 吉原, 均, 佐藤, 泰三, 沢田, 英司, 板東, 一宏, 村井, 恒治 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 9-16, 2021-12

    ...種子親‘オオジロ’に花粉親‘ロータス’を交配して交雑種子を得た。特性調査と現地適応性試験を経て2015年に品種登録出願を行い,2017年に品種登録された。徳島県のオリジナル品種として,生産地は徳島県に限定されている。‘阿波白秀’は,収穫時期が9月上旬で徳島県の主力品種である‘備中’より1ヶ月程度早い。...

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  • イチゴ栽培種における萎黄病抵抗性QTLの検索

    飯村 一成, 田崎 公久, 中澤 佳子, 森島 正二, 生井 潔, 天谷 正行 育種学研究 23 (2), 101-108, 2021-12-01

    ...<i>fragariae</i>)は,イチゴ栽培における難防除病害で,イチゴ萎黄病に対する抵抗性はイチゴ育種における重要形質の一つである.本研究では,抵抗性品種の育成の効率化を図るため,イチゴ萎黄病抵抗性に関する遺伝領域の解析を行った.罹病性品種「とちおとめ」と抵抗性品種「アスカウェイブ」を交雑したF<sub>1</sub>集団のランナー苗と培養苗を作出し,それぞれ異なる条件で接種試験を行った結果,...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献15件

  • MIJカメラを用いた画像解析による牛ロース芯面積の計測ならびにBMS推定精度の検証

    島袋 大空, 鹿野 淳, 小峰 央志, 口田 圭吾 日本畜産学会報 92 (4), 529-538, 2021-11-25

    ...<p>本研究では狭い牛枝肉切開面でも撮影が可能なMIJカメラで撮影した画像およびミラー型撮影装置とのそれを比較しMIJカメラの画像解析精度を検討した.また,全国8ヵ所の食肉処理場においてMIJカメラで撮影した画像からロース芯面積の計測およびBMSの判定を行った.ミラー型撮影装置およびMIJカメラにおけるロース芯面積および脂肪交雑特徴には高い相関が認められた.また,全個体における格付ロース芯面積とMIJ...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • MIJカメラを用いた画像解析による牛ロース芯面積の計測ならびにBMS推定精度の検証

    島袋, 大空, 鹿野, 淳, 小峰, 央志, 口田, 圭吾 日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science 92 (4), 529-538, 2021-11

    ...本研究では狭い牛枝肉切開面でも撮影が可能なMIJカメラで撮影した画像およびミラー型撮影装置とのそれを比較しMIJカメラの画像解析精度を検討した.また,全国8ヵ所の食肉処理場においてMIJカメラで撮影した画像からロース芯面積の計測およびBMSの判定を行った.ミラー型撮影装置およびMIJカメラにおけるロース芯面積および脂肪交雑特徴には高い相関が認められた.また,全個体における格付ロース芯面積とMIJカメラ...

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  • 厚真町で育成されたハスカップ新品種「あつまみらい」「ゆうしげ」の特性

    小坂, 善仁, 山口, 善紀, 高松, 砂織, 福原, 比奈子, 玉村, 壮太 北農 88 (4), 282-286, 2021-10

    ...ハスカップ(和名:クロミノウグイスカグラ)の新品種「あつまみらい」は,勇払原野から採取した野生種の自然交雑実生からの選抜,「ゆうしげ」は,勇払原野から採取した野生種の集団の中から選抜され,両品種は2009年12月に山口善紀らにより品種登録された。果実重は両品種とも約1.9g以上で,「ゆうふつ」より優り,極めて大きい。...

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  • 鳥インフルエンザウイルスの進化

    小澤, 真 鶏病研究会報 57 13-16, 2021-10

    ...分節型ゲノムを有する鳥インフルエンザウイルスは,「遣伝子再集合(リアソートメント)」と呼ばれる特殊な遺伝子交雑現象を通じて,ウイルス学的な特性を大きく変化させた「新しいウイルス」を突発的に産生する。さらに自然宿主であるカモ類の複雑かつダイナミックな動きが,ウイルスの進化に拍車をかけている。...

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  • カラフトマスとサクラマス間の正逆雑種における遺伝的性の偏り

    島 文華, 浅沼 黎, 兼安 敬久, 市村 政樹, 高橋 英佑, 山羽 悦郎, 藤本 貴史, 荒井 克俊 日本水産学会誌 87 (5), 473-482, 2021-09-15

    <p> サケ科魚類の人為雑種において,性比が一方に偏る例が報告されてきたが,これらは生殖腺の表現型に基づく。本研究では,カラフトマスとサクラマス間の正逆雑種について,雄特異的な性決定遺伝子<i>sdY</i>の有無による遺伝的性を検討した。その結果,カラフトマス雌×サクラマス雄,サクラマス雌×カラフトマス雄の8か月齢魚の遺伝的性は雌に,サクラマス雌×カラフトマス雄の12か月齢魚は雄に偏った。初期…

    DOI Web Site Web Site 参考文献24件

  • 消費者の嗜好性に及ぼす豚肉の脂肪交雑と筋肉内脂肪含量の影響

    小平 貴都子, 奥村 寿章, 齋藤 薫, 佐久間 弘典, 中山 佐智雄, 大橋 史恵, 佐藤 進司, 松本 和典, 入江 正和 日本畜産学会報 92 (3), 309-318, 2021-08-25

    ...<p>国内消費者が好む豚肉の脂肪交雑の程度(食味と外観)を明らかにするため,筋肉内脂肪含量の異なる豚肉を用いた消費者型官能評価と,豚肉の脂肪交雑外観などに対する消費者意識を調査した.官能評価には,筋肉内脂肪含量3.6%,6.0%と8.0%の胸最長筋を焼き肉法で調理し供試した.318名の消費者型官能評価結果から,筋肉内脂肪を6.0%以上含む豚肉は3.6%の豚肉より「やわらかさ」,「多汁性」と「風味」の...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献23件

  • 日本国内に植栽されるヒマラヤスギ属植物(マツ科)のDNA 同定

    大井・東馬哲雄, 小牧義輝, 出野貴仁, 石原志穂子 植物研究雑誌 96 (4), 213-223, 2021-08-20

    ...ではしばしば同定が混乱している.本研究では,国内に植栽される短針葉をもつ樹について,DNA 同定を試みた.本属では人工林における雑種形成が知られているため,父性遺伝する葉緑体DNAと母性遺伝するミトコンドリアDNA を利用した.その結果,ヒマラヤスギ,アトラスシーダーおよびレバノンシーダーとしてDNA 同定できた樹の他に,雑種の存在が明らかになった.雑種には,アトラスシーダーとレバノンシーダーの両方向の交雑...

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  • ニホングリ新品種‘ぽろすけ’

    齋藤 寿広, 髙田 教臣, 澤村 豊, 西尾 聡悟, 平林 利郎, 佐藤 明彦, 加藤 秀憲, 尾上 典之, 内田 誠 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 7 39-46, 2021-07-30

    ...<p>‘ぽろすけ’は, 2004 年に550-40[290-5(‘森早生’× ‘改良豊多摩’)]× ‘国見’)に‘丹沢’を交雑し,育成した実生から選抜した早生の易渋皮剥皮性を有するニホングリ品種である.2009 年からクリ第7 回系統適応性検定試験に,クリ筑波41 号として供試し,2016 年2 月の果樹系統適応性・特性検定試験成績検討会で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2018 年5 月29...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • ニホンナシ新品種‘なるみ’

    齋藤 寿広, 澤村 豊, 髙田 教臣, 壽 和夫, 西尾 聡悟, 平林 利郎, 佐藤 明彦, 正田 守幸, 加藤 秀憲, 寺井 理治, 樫村 芳記, 尾上 典之, 西端 豊英, 鈴木 勝征, 内田 誠 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 7 29-37, 2021-07-30

    ...<p>‘なるみ’は,1996 年に269-21(‘豊水’× ‘おさ二十世紀’)に162-29(‘新高’× ‘豊水’)を交雑し,育成した実生から選抜した中生の自家和合性を有するニホンナシ新品種である.2007 年からナシ第8回系統適応性検定試験に,ナシ筑波57 号として供試し,2015 年2 月の果樹系統適応性・特性検定試験成績検討会で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2016 年7 月6 日に...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • ブドウ新品種‘グロースクローネ’

    佐藤 明彦, 山田 昌彦, 三谷 宣仁, 河野 淳, 伴 雄介, 上野 俊人, 白石 美樹夫, 尾上 典之, 岩波 宏, 東 暁史, 吉岡 美加乃, 間瀬 誠子, 伊藤 隆男 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 7 47-61, 2021-07-30

    ...<p>‘グロースクローネ’は,1998 年に‘藤稔’に‘安芸クイーン’の交雑を行い,そこから得た実生から選抜された,紫黒色の大粒ブドウである.2010 年からブドウ第13 回系統適応性検定試験に供試し,2017 年2 月の果樹系統適応性・特性検定試験成績検討会で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2020 年8 月14 日に第28086 号として種苗法に基づき品種登録された.樹勢は強い.発芽期は...

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  • ニホンナシ新品種‘ほしあかり’

    齋藤 寿広, 澤村 豊, 髙田 教臣, 壽 和夫, 西尾 聡悟, 平林 利郎, 佐藤 明彦, 正田 守幸, 加藤 秀憲, 寺井 理治, 樫村 芳記, 尾上 典之, 西端 豊英, 鈴木 勝征, 内田 誠 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 7 21-28, 2021-07-30

    ...‘ほしあかり’は,1997 年に314-32(‘巾着’× ‘豊水’)に‘あきあかり’を交雑し,育成した実生から選抜した,黒斑病と黒星病に複合抵抗性を示す,やや早生のニホンナシ品種である.2007 年からナシ第8 回系統適応性検定試験に供試し,2014 年 2 月の果樹系統適応性・特性検定試験成績検討会で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2015 年6 月19 日に第24373 号として種苗法に...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • 霞ヶ浦におけるイケチョウガイ属<i>Sinohyriopsis</i> spp. の定着

    萩原 富司, 白井 亮久, 諸澤 崇裕, 熊谷 正裕, 荒井 聡 伊豆沼・内沼研究報告 15 (0), 139-149, 2021-06-30

    ...<p>イケチョウガイ(琵琶湖固有種)と中国産ヒレイケチョウガイとの交雑種(ヒレイケチョウガイ交雑種)は霞ヶ浦において真珠養殖に用いられてきた.特にヒレイケチョウガイ交雑種は水質汚濁に強いとされ,養殖施設からの幼生の拡散による水域への定着が危惧される.そこで交雑種の逸出状況を把握するため,野生個体を採集し,外部形態を養殖のヒレイケチョウガイ交雑種やイケチョウガイと比較した.真珠養殖場近傍で採集された野生個体...

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  • 母島列島産のオオバシマムラサキにおけるエコタイプの分化と交雑

    鈴木 節子, 須貝 杏子, 葉山 佳代, 加藤 英寿 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 376-, 2021-05-24

    ...自然受粉種子の交雑率は全体で28.9%であり、開花フェノロジーが重なるエコタイプ間の交雑率が高い傾向にあった。母樹間の父性相関には開花フェノロジーの重複度や空間分布が寄与していることが示唆された。母島列島のオオバシマムラサキのエコタイプ間の交配隔離は限定的であり、ある程度の交雑が生じていることが明らかになった。</p>...

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  • スギエリートツリー人工交雑温室産種子由来コンテナ苗の検定林での初期成長

    山野邉 太郎, 大平 峰子, 永野 聡一郎, 千葉 一美, 高島 有哉, 坪村 美代子, 加藤 一隆, 高橋 誠 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 402-, 2021-05-24

    <p>林木の効率的な遺伝的改良のためには、花粉親及びその系統の特性が既知であることが望ましい。このため、しばしば系統管理に配慮しつつ花粉を収集し人工交配が行われてきた。スギでは雄花錐内で花粉が発芽能力を得るタイミングを見計らって雄花錐が付着する枝をグラシン袋で覆って花粉を収集する方法が一般的である。この方法は多大な労力を要し、収集した花粉を何らかの方法で雌花に受粉させる必要があるため、多くの交配…

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  • 分布境界におけるミネカエデ類の遺伝構造

    竹内 虎輔, 齊藤 陽子, 平尾 聡秀 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 378-, 2021-05-24

    ...カエデ属には分岐年代の浅い種群を擁する節(Sect.)が存在し、分布境界における近縁種間の交雑が多様化に関係していると考えられる。本研究では、ウリハダカエデ節(Sect. <i>Macrantha</i>)に分類されるミネカエデ(<i>A</i>. <i>tschonoskii</i>)と近縁なナンゴクミネカエデ(<i>A</i>....

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  • グイマツ遺伝資源の系統構成の偏りを葉緑体ゲノムスクリーニングで調べる

    石塚 航, 松尾 歩, 陶山 佳久, 福田 陽子, 花岡 創, 新田 紀敏, 小野 清美, 原 登志彦 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 96-, 2021-05-24

    ...<i>japonica</i>) は北海道に自生しないが、ニホンカラマツとの交雑次代が初期成長や材強度・耐鼠性に優れることから、古くより北海道に導入され、林業利用されている。これまでに106精英樹が選抜されたほか、後代や追加収集した遺伝資源の選抜育種が進められるものの、多くの来歴は不確かであった。...

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  • サクラの栽培品種の形質に対するゲノムワイド関連解析

    加藤 珠理 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 382-, 2021-05-24

    ...<p>サクラの栽培品種には複数の野生種が関与し、交雑によって多様な形質(花の色や形、開花期、樹形など)が生み出されてきた。本研究ではこれらの形質を司るDNA多型の有無および、ゲノム上の位置を特定するため、ゲノムワイドアソシエーション(GWAS)解析を行った。...

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  • 麦あと晩植栽培に適した早生・良食味の水稲新品種「ほしみのり」の育成

    黒木 慎, 山口 誠之, 石井 卓朗, 小林 伸哉, 平林 秀介, 竹内 善信, 後藤 明俊, 春原 嘉弘, 加藤 浩, 佐藤 宏之, 常松 浩史, 安東 郁男, 根本 博, 井辺 時雄, 太田 久稔, 前田 英郎, 出田 収, 平山 正賢, 池ヶ谷 智仁, 津田 直人, 田中 淳一 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 6 21-29, 2021-03-30

    ...<p>「ほしみのり」は,良食味,縞葉枯病抵抗性の「関東209 号(さとじまん)」と良質,良食味の「越南171 号」の交雑後代より育成された,早生,良食味品種である.育成地(農研機構谷和原水田圃場(茨城県つくばみらい市))における「ほしみのり」の特徴は以下の通りである.出穂期,成熟期はともに“やや早”に属し,「朝の光」よりやや早い....

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • 近世前期の仏典注釈――光隆寺知空の講義録と出版――

    木村 迪子 国文学研究資料館紀要 文学研究篇 = The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature (47) 63-95, 2021-03-29

    ...次に、明暦三年の知空の講義録『浄土或問鉤隠』が天和三年刊頭書本『浄土或問』に利用され、またその増補再版に浄土宗西山派の学僧・諦全が補考を附した事実から、元禄期における仏典注釈の交雑化を指摘する。...

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  • 適応のかたち : サハの在来家畜と環境

    後藤, 正憲 北方人文研究 14 85-102, 2021-03-25

    ...サハの在来家畜の一つであるヤクート牛は、スターリン時代に始まった農業集団化が進展する中で、より体格が大きく乳量の多いヨーロッパ産のウシと置き換えられたり、交雑が進められたりした結果、今日では絶滅寸前に陥るまで数が減少した。...

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  • マンガリッツァブタの成長曲線とその出荷適期に関する研究

    髙谷 龍馬, 山根 慧悟, 小坂 和誠, 茅野 光範, 萩谷 功一, 三上 奈々, 林田 空, 宮下 透, 小出 明里, 山口 佳男, 村西 由紀 北海道畜産草地学会報 9 (1), 25-35, 2021-03-22

    ...そこで、マンガリッツァの増体性や産肉性について商業用品種(ケンボロー種、三元交雑種)と比較検討を行った。</p><p>マンガリッツァは出生体重1.2±0.0kgで、その成長は緩やかであり、商業用品種の出荷時期である約6ヵ月齢で63.8±1.2kg、15ヵ月齢以降に体重の高止まりが認められた。また、枝肉成績において枝肉重量は18ヵ月齢以降増加せず、背脂肪厚は商業用品種の2倍以上であった。...

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  • 日本型イネの突然変異由来高アミロース系統のアミロース含有量と 食物繊維含有量との関係に関する研究

    江口 ひより, 原田 由麻, 井溪 奏一朗, 新田 智也, 西村 実 北陸作物学会報 56 (0), 59-64, 2021-03-16

    ...本研究で使用したイネ突然変異系統であるFTE138は,高アミロースおよび高食物繊維の両特性を有しており, これらの特性は米の消費拡大や健康増進への効果が期待されている.本研究でFTE138の高アミロース性はWx 遺 伝子以外の突然変異によるものであることが分かった.また,FTE138とコシヒカリとの交雑後代F4種子におい て連続的なアミロース含有量が認められたことから,今後,FTE138に近いアミロース...

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  • 島根県オリジナルアジサイ‘銀河’の育成とその特性

    女鹿田, 博之, 加古, 哲也, 清水, 由佳, 春木, 和久, 北川, 優, 近重, 克幸, 持田, 耕平, 神門, 卓巳, 石井, 満彦 島根県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Shimane Agricultural Technology Center (48) 47-55, 2021-03

    ...‘銀河’は,‘城ヶ崎’と‘フラウタイコ’の交雑のF2集団から選抜され,花序はガク咲き,装飾花は八重咲きで,ガク片に覆輪を有する品種である。花色は用土の組成により制御可能で,青色~赤色に発色させることができる。特徴的な形質として,花序中央部の小花にも装飾花様のガク片がある。また,わい化剤として加温促成開始後にダミノジット処理を行うと,草丈は低くなるがガク片の覆輪が減少ないしは消失することが示された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 地域振興に向けた卵用地鶏の生産技術の開発

    後藤, 美津夫, 藤本, 龍也 群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station (27) 50-54, 2021-03

    ...特色のある卵用地鶏を作出するため、6品種の種鶏を素材に4種類の交雑鶏を作出し、生産能力や経済性について調査した。1 シャモを交配した交雑鶏は、飼料摂取量が多く、体重、平均卵重および日卵量が重かった。2 アロウカナを交配した交雑鶏は、比較的飼料摂取量が少なく生存率が高かった。3 烏骨鶏を交配した交雑鶏は、体重が軽く飼料摂取量が少なかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 和牛肉における脂肪質と食味性

    入江 正和 日本畜産学会報 92 (1), 1-16, 2021-02-25

    ...<p>和牛では脂肪交雑の改良が進み,脂肪質が注目されようになり,食味に対する研究も進んできたためとりまとめた.和牛脂肪はオレイン酸など一価不飽和脂肪酸含量が高く,融点が低い.脂肪質評価法ではわが国の食肉市場において非破壊で迅速な携帯型近赤外光ファイバ法の応用が進み,和牛の育種改良や銘柄化に応用されている.官能検査では和牛やWagyu肉は,多汁性,やわらかさ,風味の全ての食味性で優れ,消費者の嗜好性も...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献10件

  • 四国固有種イシヅチザクラの分布と遺伝的多様性、集団遺伝構造

    西原 寿明, 坪田 幸徳 森林遺伝育種 10 (1), 1-12, 2021-02-18

    ...低標高域ではヤマザクラとの交雑由来とおぼしき個体がみられた。イシヅチザクラは種内で遺伝的に6集団に分化しており、集団は地理的障壁により隔離され分化したと考えられた。これらの遺伝的に異なる6集団を保全単位とし、生育域内保全を行うことが望ましい。</p>...

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  • 牛肉の食味総合評価と香り経時変化との関連

    平井 智美, 河合 彩加, 水野 友理香, 飯田 文子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 72-, 2021

    ...</p><p>【方法】牛肉(黒毛和種33,褐毛和種2,交雑種2,海外種2,乳用種1)の胸最長筋部(1㎝厚)を200℃で焼成した.DA法は訓練パネル10名が食味を8段階で評価した.TCATA法はJ-SEMS....

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  • 牛肉の等級とその調理法に関する嗜好性評価

    竹越 七海, 三嶌 太郎, 山崎 英恵, 伏木 亨 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 41-, 2021

    ...10〜60代の男女86名を対象とし、80度5秒間湯通しした2等級と4等級の国産交雑種ロースをそれぞれポン酢ジュレとともに供した。評価指標として、VASおよびおいしさを構成する要素「報酬効果、食文化、情報」からなる15の質問票を用いた。解析では因子付加量の大きい質問項目について重回帰分析を行った。...

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  • ウシIVF胚盤胞におけるインプリント遺伝子のアレル特異的発現解析

    木村 吉拓, 金田 正弘, 岡江 寛明, 杉村 智史 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-9-OR-9, 2021

    ...黒毛和種あるいは交雑種(<i>Bos.taurus</i>)の卵巣から卵丘細胞卵子複合体(COCs)を採取し,ブラーマン種(<i>Bos.indicus</i>)の凍結精液を用いて,体外成熟,体外受精,体外発生を経てF1胚盤胞を作製した。発生培地には5%子牛血清を含むCR1aaを用いた。作製された単一の胚盤胞からゲノムDNA(gDNA)とRNAを抽出した。...

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  • COVID-19との対峙

    舘田 一博 日本重症心身障害学会誌 46 (1), 5-9, 2021

    ...人に感染するHCoVと動物に感染するコロナウイルスの間で遺伝子の交雑が生じることにより新型のコロナウイルスが出現する。...

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  • 高強度系統カイコの交雑による繭糸質および生糸収率の変化

    伊賀 正年, 飯塚 哲也, 岡田 英二, 中島 健一 日本シルク学会誌 29 (0), 51-57, 2021

    ...交雑により繭重と繭層重の増大が見られ,繭糸繊度曲線と繰糸成績は交雑に用いた系統の特徴を反映した変化が見られた.生糸の収率を示す生糸量歩合は日137号との交雑において有意な向上が認められた.MC502の高強度繭糸の特性は雑種第一代においても維持されており,一般的な実用蚕品種を大きく上回る優れた強度を有していた.中でも日137号,中515号,MN502との交雑ではMC502と同程度の強度が保持されていた...

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  • 牛肉品種別食味特性に寄与する因子の検討

    水野 友理香, 平井 智美, 佐々木 整輝, 飯田 文子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 71-, 2021

    ...</p><p>【結果・考察】総合評価は黒毛和種が他5品種より高値を示し、それに次いで褐毛和種、交雑種・乳用種、日本短角種・海外種の順に高値であった(<i>p</i><0.05)。...

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  • 日本における外来マカクの群れの分裂と合流及びメスの群れ離脱と加入

    白井 啓, 高野 彩子, 鳥居 春己, 萩原 光, 川村 輝, 清野 紘典, 岡野 美佐夫, 杉浦 義文, 川本 芳, ほか 和歌山タイワンザルワーキンググループメンバー 霊長類研究 Supplement 37 (0), 34-34, 2021

    ...ニホンザルとその近縁種タイワンザルあるいはアカゲザルとの2つの交雑個体群で群れの合流,メスの群れからの離脱及び他群への加入が確認されたので報告する。...

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  • ブタ透明帯脱出胚盤胞の体外培養下長期生存と栄養膜細胞の増殖

    播磨 知香, 内倉 鮎子, 長谷川 航希, 與那嶺 志織, 中野 和明, 松成 ひとみ, 長嶋 比呂志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-48-P-48, 2021

    ...【方法】性成熟期前の交雑種(大ユーク/ランドレース×デュロック)雌(体重100~105 kg)を胚ドナーとして使用した。雌ブタに1000 IUeCG,その66時間後に1500 IUhCGを筋肉内注射し,発情を誘起した。hCG投与翌日とその翌日に同じ品種の雄ブタと交配した。交配最終日をDay 0としてDay 7に透明帯脱出胚盤胞を採取した。...

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  • 腹腔内と胸壁に悪性末梢神経鞘腫が発生した若齢猫の1治験例

    加藤 直之, 野間 夏実, 浅野 和之 日本獣医麻酔外科学雑誌 52 (2), 25-30, 2021

    ...<p>11ヶ月齢のキンカローと呼称されるアメリカンカールとマンチカンの交雑種猫が嘔吐と食欲廃絶のため来院し、胸腹部X線検査および腹部超音波検査の結果、消化管異物と腹腔内腫瘤および胸壁腫瘤が確認された。腹腔内および胸壁腫瘤は切除して病理組織学的検査に供したところ、抗S100抗体に陽性を示す異型性の高い多形性に富む間葉系腫瘍細胞の増殖が確認され、悪性末梢神経鞘腫と診断された。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 東京都産ヤナギ科の雑種シバオノエヤナギ

    吉山 寛, 山口純一 植物研究雑誌 95 (6), 336-340, 2020-12-20

    ...<p>著者のひとり山口は,2009 年に東京都羽村市の多摩川沿い崖下(35°46 ′ 19 ″ N 139°17 ′ 46 ″ E, alt. 138 m) において,シバヤナギとオノエヤナギとの交雑種と推定される低木を発見した.周辺はシバヤナギの群落地で,樹形や枝ぶりはシバヤナギによく似るが,成葉の表面主脈と側脈は凹入して裏面に細脈までが突出し,新葉は縁が裏側に強く巻きこむなど,オノエヤナギが持つ...

    DOI Web Site

  • 岡山県肉用牛広域後代検定推進事業における受精卵移植の効果

    金谷, 健史, 坂部, 吉彦, 有安, 則夫 岡山県農林水産総合センター畜産研究所研究報告 = Bulletin of the Institute of Animal Production Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry and Fisheries (10) 13-18, 2020-11

    ...4 事業の受精卵産子、孫産子で育種価能力が推定されたのは467頭で、このうち約4分の1の112頭が脂肪交雑育種価で上位1,000位以内に入っていた。5 受精卵移植技術が一般化している中で、高能力な産子の保留を今一度促す必要がある。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ビオチンの添加が交雑種去勢肥育牛の産肉性に及ぼす影響(1)

    諸岡, 佳恵, 小林, 大誠, 石崎, 重信 千葉県畜産総合研究センター研究報告 (20) 25-31, 2020-11

    ...本報では脂肪酸合成の補酵素として働く水溶性ビタミンであるビオチンを用い、交雑種去勢牛12頭を供試し試験を行った。試験区は、肥育中期(15.6ヵ月齢)以降、出荷(25ヵ月齢)までの11ヵ月間ビオチン400mg/日を添加する中期区と、肥育後期(20.9ヵ月齢)以降、出荷(25ヵ月齢)までの6ヵ月間ビオチン400mg/日を添加する後期区と、無添加の対照区の3区を設定し各4頭を配置した。...

    日本農学文献記事索引

  • 農家におけるボウソウL4の成績

    井口, 明浩 千葉県畜産総合研究センター研究報告 (20) 1-7, 2020-11

    ...BL4と一般豚(L)の子であるLW(L種雌豚に大ヨークシャー種(W)種雄豚を交配した2元交雑豚。以下BL4の子を「BL4W」、一般豚(L)の子を「一般豚(LW)」と表記)去勢豚の出荷成績を比較したところ、BL4W去勢豚は一般豚(LW)去勢豚より出荷日齢が短く、出荷体重や枝肉重量が重く、増体量も大きい結果となり、産子の発育能力が高いことが示された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 和牛産肉能力検定(現場後代検定法:2019年度)

    岩本, 侑希子, 小林, 宙, 片岡, 博行 岡山県農林水産総合センター畜産研究所研究報告 = Bulletin of the Institute of Animal Production Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry and Fisheries (10) 31-37, 2020-11

    ...(2) 晴乃国は枝肉重量が74.142(A2)、ロース芯面積が10.942(B2)、バラの厚さが0.842(81)、皮下脂肪厚が-0.145(C)、脂肪交雑(基準値)が1.936(A2)であった。(3) 葵花国2は枝肉重量が77.601(A2)、ロース芯面積が8.272(C)、バラの厚さが0.810(B2)、皮下脂肪厚が0.530(C)、脂肪交雑(基準値)が1.479(B2)であった。...

    日本農学文献記事索引

  • 守口漬残さの給与が肥育豚の発育と飲水回数および肉質に及ぼす影響

    鈴木 雅大, 増田 達明, 山本 るみ子, 川本 隆之, 田島 茂行, 内倉 健造, 栗田 隆之 日本養豚学会誌 57 (3), 100-107, 2020-09-20

    ...供試豚は平均体重約50kgの三元交雑種(大ヨークシャー種×ランドレース種×デュロック種)48頭であり,雌2頭,去勢雄2頭の計4頭を1群として飼養した。区の設定は,守口漬残さ無添加飼料を給与した対照区,同残さを3%,6%,12%添加した飼料を給与した3%区,6%区,12%区の4区とし,各飼料を体重約110kgまで不断給餌,自由飲水の条件で給与した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • シロイヌナズナとキャベツの体細胞雑種とその後代の特性

    山岸, 博 京都産業大学先端科学技術研究所所報 19 1-10, 2020-07-31

    ...本研究では、シロイヌナズナとキャベツの細胞融合によって得られた体細胞雑種を出発点として、Brassica oleracea に属するカイランを主たる花粉親に用いた連続戻し交雑の経過と、その結果得られた雄性不稔個体の特性をとりまとめた。雄性不稔はBC8 世代以降固定し、不稔の原因はシロイヌナズナとキャベツの間で組換ったミトコンドリアゲノムの構造にあると推定された。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • ニホンナシ新品種‘はつまる’

    齋藤 寿広, 澤村 豊, 髙田 教臣, 壽 和夫, 西尾 聡悟, 寺井 理治, 平林 利郎, 佐藤 明彦, 正田 守幸, 阿部 和幸, 加藤 秀憲, 西端 豊英, 佐藤 義彦, 樫村 芳記, 尾上 典之, 鈴木 勝征, 内田 誠, 木原 武士 農研機構研究報告 2020 (4), 41-49, 2020-07-15

    ...多い.短果枝の着生は中~ やや少なく,えき花芽の着生は中程度である.開花期は 4 月中旬で‘筑水’,‘幸水’より3 日程度早い.交雑和合性を支配する<i>S </i>遺伝子型は<i>S</i><i><sub>1</sub></i><i>S</i><i><sub>4 </sub></i>で,主要品種と和合性を示す....

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • 鹿児島湾におけるウミニナBatillaria multiformis (Liscke, 1869)の殻形態の比較

    村永, 蓮, 冨山, 清升 Nature of Kagoshima 46 423-433, 2020-05-31

    ...Tomiyama 式を用いることで殻形態の比較が可能であると考えられる.今回の3 つの計測方法でホソウミニナをウミニナの集団と分けることができたのは変形Kameda 式,変形Tomiyama 式のマハラノビス距離の2 つであったが,この結果も距離が大きく離れていたとは言えず,今回の3 つの計測法を用いてもウミニナとホソウミニナを同定することは困難であると考えられる.今後の課題としてDNA分析を用いた比較や交雑...

    HANDLE Web Site Web Site

  • 黒毛和種におけるロース芯内脂肪交雑の細かさの新たな評価法

    後藤 弥子, 阿佐 玲奈, 萩谷 功一, 口田 圭吾 日本畜産学会報 91 (2), 103-110, 2020-05-25

    ...<p>客観的な脂肪交雑の評価を目的として小ザシの程度を表す複数の指標を比較し,その遺伝的パラメーターを推定した.ロース芯面積および脂肪交雑の形状にばらつきを持つように選定した黒毛和種30頭の第6-7横断面画像を用い,枝肉の評価に慣れた5人の判定者から肉眼的な脂肪交雑の小ザシの印象に関する評価値を得た.画像解析値より得られた複数の小ザシ評価指標を比較し,肉眼的評価値との相関分析を行った.遺伝的パラメーター...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件

  • トドマツにおけるカロチノイドの役割:標高適応との関連に着目して

    山崎 有, 種子田 春彦, 後藤 晋 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 452-, 2020-05-25

    ...低標高個体と高標高個体を相互に交雑した産地試験地(交配組合せ:低×低、低×高、高×低、高×高)において、夏(2018年8月)と冬(2019年2月)に、カロチノイドおよび光合成パラメータを測定し、交配組合せ間での比較を行うことで、カロチノイドの遺伝的支配・遺伝様式について検証し、カロチノイドが環境適応に果たす役割について考察した。...

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  • 自然条件下におけるヒノキとサワラの種間雑種形成の可能性について

    上窪 佑樹, 伊藤 愛, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 450-, 2020-05-25

    ...<p>ヒノキ属のヒノキ(<i>Chamecyparis obutusa</i>)とサワラ(<i>C. pisifera</i>)は、人工交配によって雑種を形成することが知られているが、自然条件下でのヒノキとサワラの交雑の実態を調べた研究はほとんど見られない。そこで本研究では、岐阜大学位山演習林(下呂市萩原町)のヒノキとサワラに対して種内他家交雑および種間交雑による雑種形成の再確認をおこなった。...

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  • 秩父山地におけるヒナウチワカエデとコハウチワカエデの交雑実態

    齊藤 陽子, 芝野 萌奈実 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 738-, 2020-05-25

    ...しかし、これまで遺伝マーカーを用いて両種の交雑の有無を検証した研究はない。そこで本研究では、核マイクロサテライトマーカーを用いた遺伝子型と葉の形態から、両種の交雑の実態を明らかにすることとした。</p><p>調査は、東京大学秩父演習林内の両種が同所的に生育する2集団で行った。...

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  • 四国固有のイシヅチザクラの遺伝的特性

    加藤 珠理, ワース ジェームズ, 菊地 賢, 向井 譲, 石川 啓明, 赤嶺 大有 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 739-, 2020-05-25

    ...当初、本種はマメザクラの変種として記載されていたが、形態的な特性からキンキマメザクラとタカネザクラの雑種であるとする説が唱えられており、氷河期に南下したキンキマメザクラとタカネザクラが交雑することで誕生したと云われている。一方で、同地には両種が自生していないことから独立種とする説もある。...

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  • RNA-seqを用いたサクラ属の生育不全実生で特異的に発現する遺伝子の探索

    鶴田 燃海, 向井 譲, 練 春蘭 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 737-, 2020-05-25

    ...種間の交雑は比較的容易といわれるが、栽培品種の‘染井吉野’にその祖先種といわれるエドヒガンを掛け合わせたときにのみ、後代実生において致死的な生育不全が分離する。この交雑の不和合に関与する遺伝子を明らかにすることを目的に、健全な実生と生育不全の実生とで発現量の異なる遺伝子を探索した。...

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