西サハラが“日本デビュー”、政府は国家として未承認も、AU側招待を黙認

横浜市で開かれた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加し、書類に目を落とす西サハラのガーリー大統領(中央)。席上には「SAHRAWI REPUBLIC」のプレートが置かれた=2019年8月28日撮影
横浜市で開かれた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に参加し、書類に目を落とす西サハラのガーリー大統領(中央)。席上には「SAHRAWI REPUBLIC」のプレートが置かれた=2019年8月28日撮影

 横浜市で28日から開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に、日本が国家承認していない西サハラの代表団が参加した。日本政府は公式には招待していないが、共催者のアフリカ連合(AU)委員会による招待を黙認した。「AU代表団の一員」という扱いだった昨年の閣僚会合と異なり、国名のプレートも置かれ、西サハラは堂々の“日本デビュー”を飾った。

 28日の全体会合では、各国首脳が居並ぶ議場前列に西サハラのブラヒミ・ガーリー大統領の姿があった。座席前には略称の「SAHRAWI REPUBLIC」のプレートが置かれ、発言機会はなかったが、首脳の記念撮影にも納まった。

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