いわきFC、J3ライセンス申請 ホーム競技場・Jヴィレッジ

 
いわきFCがJ3ライセンス取得申請でホームスタジアムとして盛り込んだJヴィレッジスタジアム

 サッカーのいわきFCを運営するいわきスポーツクラブは30日、日本プロサッカーリーグのJ3参入に必要となるライセンスの取得をJリーグに申請した。申請では、ホームスタジアムをJヴィレッジスタジアム(広野町)とした。

 今季、日本フットボールリーグ(JFL)で戦ういわきは、ホームスタジアムを現在のいわきグリーンフィールド(いわき市)にJヴィレッジを加えた2会場とする。J3の参入要件の一つである施設基準に5000人以上の観客席やナイター設備(2023年度から)の確保などがあるが、いわきグリーンフィールドは一部で基準を満たしていないという。

 いわきのJリーグ参入を巡ってはライセンス取得に加え、今季のJFLの成績が重要となってくる。またJFLのホーム戦での観客動員数が平均2000人以上という条件もあるが、新型コロナウイルスの感染防止対策として18日の開幕戦などが無観客で行われることが決まっており、不透明な状況だ。

 いわきは同日のJFL初戦をJヴィレッジで行い、奈良クラブと対戦する。

 大倉智社長は「チームは『復興から成長へ』を掲げて誕生した。Jヴィレッジで戦うことができる巡り合わせに感謝するとともに、絶対にJリーグに昇格する覚悟で挑む」と意欲を語った。