名古屋市のテーマパーク「レゴランド・ジャパン」が、遊びを通して子どもに点字を知ってもらおうと、人気ブロック玩具「レゴ」の丸い突起を組み合わせた点字で自分の名前を表現するワークショップを始めた。社会の多様性を学ぶ場を提供し、コミュニケーションの幅を広げてもらうのが目的。
参加者は、平仮名を表す点字の表を見ながら、横2列、縦3列の土台に、突起のあるブロックとないブロックの計六つをはめ込み、自身の名前を作り上げる。
父親と参加した愛知県刈谷市の小学3年杉本妃桜里さん(9)は「点字は知っていたが、自分で作ってみるのは初めて。組み合わせが多く、難しさを感じた」と話した。
企画開発チームでリーダーを務める湯谷謙也さん(48)は「点字を通して小さな頃から、視覚障害の方などへの理解を深めるきっかけにしてもらえたら」と語った。