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台湾元総統・李登輝氏が死去 「民主化の父」

(更新)
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【台北=中村裕】台湾の李登輝・元総統が30日、台北市内の病院で、多臓器不全などのため死去した。97歳だった。1996年、自らが推し進めた台湾の最高指導者を住民が直接選ぶ初の総統選挙で勝利し、初代の民選総統に就任した。中国とは異なる民主社会を築き「台湾民主化の父」と呼ばれた。

入院先の病院が発表した。2月に体調不良のため、台北市内の病院に入院し、療養を続けていた。高血圧で心臓病や糖尿病も患っていた。

台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は30日、深い哀悼の意を示し「台湾民主化への貢献はかけがえのないものだった」と表明した。

李登輝氏は、日本統治下の23年、台湾北部の台北州(現新北市)で生まれた。京都帝国大学(現京都大学)農学部に進学し、戦後は台湾に戻り、大学教員や農業技師を務めた。米国にも留学し、農業経済学を専攻して博士号を取得。帰国後、国民党を率いた蒋介石氏の息子で後継者の蒋経国総統(当時)に農業専門家として見込まれ、71年に入党し政界入りを果たした。

蒋経国氏の死去を受け、88年に副総統から総統に就任した。国民党主席も兼務して権力を掌握。初の本省人(戦前からの台湾住民とその子孫)総統として、蒋一族に連なる外省人(戦後、台湾に渡った中国大陸出身者とその子孫)政治家を一人ひとり政権中枢から退け、国民党の独裁体制を解くことに成功した。96年の直接選挙導入につなげ、台湾を自立した民主体制につくり替えた。

台湾の統一を目指す中国とは度々、摩擦を生んだ。99年には「台湾と中国は特殊な『国』と『国』の関係だ」と表明して二国論を展開。中国は「一つの中国」を放棄したものだと強く反発した。李氏は台湾企業の対中経済交流にもブレーキをかけ、中国は「台湾独立勢力を代表する人物」などと強く批判した。

2000年の総統選には出馬せず、台湾独立志向を持つ民主進歩党(民進党)に政権を明けわたした。55年続いた国民党から初の政権交代となり、李氏は党主席を辞め、01年には国民党からも退いた。

その後も政界では大きな影響力を見せた。16年に就任した民進党の蔡総統に対しては、対中傾斜を修正して台湾の自主性を強化する方針を支持し、精神的な柱となった。

 親日家で、流ちょうな日本語で日本の政界に知己を広げた。国民党の独裁政権下で禁止された日本文化を開放するなど日台交流に貢献した。01年4月、総統退任後初の訪日では岡山県倉敷市の病院で心臓治療を受けたが、査証(ビザ)発給が日中台間の政治問題に発展した。熱心なキリスト教徒でもあった。
 07年には1945年に日本軍兵士としてフィリピンで戦死した実兄が合祀(ごうし)されている靖国神社にも参拝した。

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