ミスタープロレス・天龍源一郎(71)が、闘病中の〝燃える闘魂〟アントニオ猪木氏(78)に激エールだ。

 天龍プロジェクトは5日、昨年11月以来となる大会「SURVIVE THE REVOLUTION Vol,1」(4月25日、東京・新木場1stRING)の開催を発表。メインの進祐哉、拳剛、那須晃太郎組vs越中詩郎、AKIRA、真霜拳號組など6試合が行われる。

 この1年で月1、2回開催していく方向で、天龍は〝再始動〟について「ノアの(日本)武道館大会や(ジャイアント)馬場さんのメモリアル興行を目の当たりにして『プロレスっていいものだな』という思いがふつふつ出てきて、またやってみようとなった」と説明した。

 大会の成功を期する理由は他にもある。入院中の猪木氏は1日に自身のツイッターを更新。「アントニオ猪木最強の敵と戦っています」と発信し、ユーチューブチャンネルではリハビリに励む姿も公開していた。

 この日の会見で、猪木氏に関する質問を受けた天龍は「ああいう状況になっているということは、現役時代に身の丈以上にプロレスをアピールしていたということ。プロレスが隆盛すれば猪木さんも報われると思うし、僕も、出場するレスラーもそれを肝に銘じるべき。猪木さんには頑張ってほしい」とメッセージを送った。

 天龍は1994年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会で猪木氏を撃破。馬場、猪木の両巨頭にフォール勝ちした唯一の日本人レスラーとなった。昨年2月には本紙で対談するなど偉大なレジェンド同士、認め合っている。それだけに「猪木さんのためにも…」とプロレス活性化を誓うのだ。

 もちろん〝燃える闘魂〟の復活は、日本中が待っている。天龍も猪木氏への思いを込めて、大会を成功させるつもりだ。