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東京オリンピックの競泳女子400メートルリレー予選2組に出場した日本は、第1泳者の五十嵐千尋が自己記録を0秒01更新する54秒10で泳ぎ切った。通過順位は5番目。決勝進出には、前の予選1組と合わせて上位8番以内に入らなければならない。1組も合わせたタイムで比較すると8番手で後続につないだ。
第2泳者の池江璃花子は53秒63。2組では区間4位だったが、1組と合わせると9番手で、通過順位は10番目に下がった。リレー競技では波の影響を受けないように、力がある選手が早い番手で泳ぐことが多いと言われる。病気からの復活途上にある池江にとって、世界の強豪との戦いは厳しかったようだ。
第3泳者の酒井夏海、第4泳者の大本里佳が2組5位を維持して、1組と合わせると9位まで上がったが、決勝進出まで0秒27届かなかった。日本記録の更新には、わずかあと0秒03だった。(編集委員・三宅宏)
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※5つのグラフィックのうち1番上は累計タイム。それ以降は各巡の選手が同時にスタートしたと仮定して作図しています。たとえば、第3泳者の中では誰が速かったかなどが一目で分かります。
競泳女子400メートルリレー予選2組
(グラフィック作成:金子 愛、宮田 玄徳、大久保 達哉)