中国東方航空、17日から静岡空港-寧波にチャーター便 

 県は、静岡空港に乗り入れている中国東方航空が、中国・浙江省の寧波と静岡空港間に訪日中国人が搭乗する連続チャーター便を17日から就航させると発表した。同社は夏ダイヤ(3月29日)から定期便化を計画しているという。

 県によると、寧波から静岡空港への就航は初。チャーター便は週2便(火、金曜日)で、3月28日までの運航期間中に24便が運航される。中国からの訪日客が円安の影響などにより増加しており、世界文化遺産の富士山をはじめ伊豆、東京などを巡る観光ルートが見込まれている。

 寧波線の寧波礫社空港がある寧波市は本県と友好提携している浙江省の都市で国際貿易港で栄える。同社はすでに夏ダイヤに入る3月29日から週2便の定期便運航について同社ホームページで発表している。定期便が就航すると静岡空港の国際線定期路線は5路線目。

 同社では、現在週4便が運航され、利用状況が好調の静岡空港-上海・武漢線についても、夏ダイヤ(3月29日)から毎日1便の運航とする。

 また、中国南方航空は14日から、静岡空港では初めてとなる中国・瀋陽からのチャーター便の運航を開始した。運航日は14、19、20、25日の4便。

                   ◇

 県は静岡空港の1月の利用状況(欠航便などを除く)を発表した。国内、国際線合わせた搭乗率は64・8%となり、1月としては過去最高を記録した。また、搭乗者数は4万5129人で、8カ月連続して前年同月を上回った。

 搭乗者数では国内線で福岡、鹿児島線が、国際線では上海・武漢、台北線がそれぞれ1月としては過去最多となり、好調を支えた。

会員限定記事会員サービス詳細