産経・FNN合同世論調査

橋下氏新党表明 維新支持層の9割が「評価」 自民は真っ二つ

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、維新の党を離党した橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)の新党結成表明について、維新支持層の約9割が「評価する」と回答した。維新は、松野頼久代表と橋下氏に近い「大阪系」議員との分裂が決定的となっているが、支持層の大部分は根強い橋下ファンであることが浮き彫りになった。

 一方、自民党支持層では「評価する」が45.4%、「評価しない」が44.5%と割れた。国政レベルでは維新との連携を模索する動きがあるものの、大阪では自民と大阪維新が対立関係にあり、自民支持層の警戒感が目立った形だ。

 調査全体では「評価する」は3割台にとどまったが、地域別では近畿ブロックで過半数(55.6%)に達した。維新の発祥地である大阪選出の国会議員らが進める新党の純化路線が支持を集めたとみられる。

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