北朝鮮の人権侵害の非難決議案を17年連続で採択…国連総会委、拉致問題にも「重大な懸念」

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 【ニューヨーク=寺口亮一】人権問題を扱う国連総会の第3委員会は17日、欧州連合(EU)が提出した北朝鮮の人権侵害に関する非難決議案を議場の総意による無投票で採択した。同趣旨の決議案採択は17年連続で、本会議で近く正式採択される見通しだ。

金正恩氏(ロイター)
金正恩氏(ロイター)

 決議案は「長年にわたる組織的かつ広範に行われてきた人権侵害を最も強い表現で非難する」と明記。日本人拉致問題についても拉致被害者と家族の苦しみに言及した上で「重大な懸念」を表明し、被害者の即時帰還を求めた。

 日本は決議案への賛同を示す共同提案国に加わった。中国やロシアは、特定の国の人権問題を取り上げることに反対し、決議案を支持する「総意」には加わらないと表明した。北朝鮮の 金星キムソン 国連大使は採択に先立ち、「人権侵害は存在しない」と反発を示した。

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