【トライアウト】前楽天・橋本到、選球眼発揮の4四球「ヒットと同じくらい価値がある」

トライアウトでのシート打撃で、四球を選ぶ橋本到
トライアウトでのシート打撃で、四球を選ぶ橋本到

◆2019年NPB12球団合同トライアウト(12日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 仙台育英高出身で、楽天から戦力外通告を受けた橋本到外野手(29)が12日、大阪市内で行われた12球団合同トライアウトに参加。5打席に立ち、無安打に終わったが4四球を選んで二盗も決めるなど、しぶとい打撃と俊足をアピールした。

 結果を欲しがる気持ちをグッとこらえ、橋本はきわどいボール球を見極め続けた。「僕みたいなタイプは塁に出てナンボ。四球はヒットと同じくらい価値があると思ってるし、まだ動けるというところも見せられた。よかったです」と充実した表情を浮かべた。

 一方で、この日がプロ野球選手として最後の舞台となる可能性もある。スタンドには家族を招待し、最後の打席には一礼してから足を踏み入れた。「いろんな人に支えてもらってきたので、その感謝の気持ちです。次があればうれしいことですし、それを願ってますけど、今はすごく晴れやかな気持ちです」。人事は尽くした。あとはNPBからのオファーを待つだけだ。(片岡 泰彦)

野球

×