広島市議会は29日、2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件を巡り、元法相の河井克行被告=自民党を離党=から現金30万~70万円を受け取った広島市議13人による説明会を市議会で開いた。全員が現金を受け取った事実を認めたが、質疑応答など突っ込んだ議論はなく、自身の責任や進退については「司法判断に委ねる」と口をそろえた。傍聴した市民らは、肩すかしをくらった様子だった。【賀有勇】
市議会は20年9月に受領側議員に説明を求める決議案を可決し、克行被告の公判で市議らの証人尋問が終わったことを受けて開催された。市議12人が出席し、欠席した1人は書面で読み上げられた。議員らは裁判の証人尋問で証言した内容を繰り返した。
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