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関西電力は14日、岩根茂樹社長(66)が引責辞任し、後任に森本孝副社長(64)が就任する人事を発表した。14日付。会長職は、第三者委員会の提言を受け、外部から起用する。6月の株主総会までに決める方針だ。
森本氏は経営企画部門が長く、金品の受領はないという。関西経済連合会の元会長で関電の社長や会長も歴任した森詳介相談役と、嘱託だった八木誠前会長、豊松秀己元副社長の3人も辞任。森本氏や稲田浩二副社長ら取締役6人が、月額報酬の20%を3か月間返上することも決めた。
大阪市内で記者会見した森本氏は「全取締役が覚悟を持って再発防止と信頼回復に取り組む」と語った。同日付で、自身を本部長とする経営刷新本部を設置したことも明らかにした。
森本孝氏(もりもと・たかし)79年東大経卒、入社。16年6月から副社長。岡山県出身。