デジタル大辞泉 「蘭」の意味・読み・例文・類語
らん【蘭】[漢字項目]
1 キク科の草の名。フジバカマ。「蘭草」
2 ラン科植物の総称。また、それに類したもの。「金蘭・紫蘭・春蘭・
3 芳しく美しいものの美称。「
4 文書を扱う役所。「蘭台」
5 梵語や外国語の音訳字。「
6 オランダ。「蘭医・蘭学・蘭書・蘭方」
[名のり]か
[難読]
中国では、古くは「蘭」はキク科の香草で、多く「菊」と対で詠まれる。香嚢にして身につける蘭を「芷蘭(しらん)」といい、「芷蘭」は「蘭」の美称ともなった。「蘭」「芷蘭」ともに字音語でも行なわれた。日本でも上代から例がみられるが、総じて香りの高い植物をいったもので、種類を特定しにくい。
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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