台風15号で2人災害関連死 千葉県、80~90代の男女

台風15号で大きな被害を受け、家屋の屋根がブルーシートで覆われていた千葉県鋸南町=10月(鴨川一也撮影)
台風15号で大きな被害を受け、家屋の屋根がブルーシートで覆われていた千葉県鋸南町=10月(鴨川一也撮影)

 千葉県は23日、9月の台風15号による停電の影響で死亡した80代男性と90代女性の2人について、19日付で災害関連死と認定されたと発表した。県によると、15号の災害関連死の認定は県内で初めて。

 酸素吸入器を使用していた富里市の80代男性は9月9日、自宅で倒れているところを訪問した息子らに発見され、死亡が確認された。停電によって携帯用の酸素ボンベに切り替えようとした途中だったとみられる。

 南房総市の女性(93)は同月10日、停電した自宅内で体調を崩して病院に搬送され、熱中症の疑いで死亡した。

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