飾らない人柄だった鳥山明さん 取材で明かしたアラレちゃん誕生秘話

東京都千代田区のホテルに缶詰めとなり、漫画「Dr.スランプ」のアラレちゃんを描く鳥山明さん=1981年11月
東京都千代田区のホテルに缶詰めとなり、漫画「Dr.スランプ」のアラレちゃんを描く鳥山明さん=1981年11月

 「漫画」を世界の「MANGA」へと押し上げた鳥山明さんが1日、亡くなった。生前、公の場に出ることはほぼなかったが、その飾らない人柄で、漫画家仲間からも慕われていた。世界中の人々を楽しませた希代の創作者の訃報に国内外から惜しむ声が聞かれた。

 ベールに包まれた印象の鳥山さんだが、写真誌「毎日グラフ」(毎日新聞社刊)は1981年11月、東京・駿河台の山の上ホテル(今年2月に休業)に籠もって仕事に励む鳥山さんをインタビューしていた。

 当時、「Dr.スランプ」が破竹の勢いで人気を博し、「なんか大騒ぎされて、本人が恐縮してしまう」と照れた鳥山さん。「そんなにたいした漫画じゃないんですけれど、だから、あんまりプレッシャーは感じない」とヒットに惑わされず、謙虚に創作に取り組む姿勢を示した。

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