ザンビアが公的セクターと60億ドル強の債務再編に合意=仏政府高官

[パリ 22日 ロイター] - ザンビアはこのほど、対外債務60億ドル余りについて公的セクターの債権者との協議で再編に合意した。フランス政府高官の1人が22日明らかにした。
ザンビアは新型コロナウイルスのパンデミック期間中にアフリカ諸国として初めてソブリン債がデフォルト(債務不履行)に陥り、128億ドルの対外債務を巡る再編交渉を続けてきた。
フランス政府高官によると、公的セクターの債権者はザンビアが抱える63億ドル(支払い延滞の13億ドル含む)分の債務の返済条件見直しを受け入れた。また民間セクターの債権者も、ザンビアの68億ドルの債務で同様の対応をする見通しだという。
高官は「われわれは既に民間セクターの代表と話をしている。彼らは債務再編の必要性を承知している」と述べた。
今回の合意では、ザンビアの債務返済条件を20年超にわたって変更し、3年間の猶予期間を設けてこの間は利払いのみを行う。
また公的セクターの債権者との合意により、ザンビアは国際通貨基金(IMF)から新たに1億8800万ドルの融資金を受け取ることができる。ザンビアとIMFが昨年8月に合意した13億ドルの融資枠組みの一環だ。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab